スキレットの簡単レシピ20選!おいしく料理を作る3つのコツも紹介
スキレットを買ったものの、どんな料理を作ろうか悩んでいませんか?せっかくなら、スキレットを使った料理の幅を広げたいですよね。
スキレットは焼く、煮る、蒸すなどさまざまな料理ができる調理器具です。スキレット料理はここで紹介するコツさえ押さえれば、おいしい料理が作れて料理のレパートリーも増えます。
400以上のアウトドアレシピを掲載するソトレシピでは、スキレット料理もたくさん掲載中です。そのなかから誰でもおいしく作れるレシピを厳選して紹介します。
この記事ではスキレットを使った料理に関して、
- スキレットを使うメリットとデメリット
- スキレット料理の3つのコツ
- 簡単レシピ20選
を紹介しています。
読み終えていただければ、スキレット料理の幅が広がり、次のキャンプで取り入れられるようになります。ぜひ参考にしてください。
CONTENTS目次
1.スキレットはキャンプ定番の調理器具
スキレットとは、全体が鋳鉄製*のフライパンのことで、キャンプでの定番調理器具です。ロッジ、ニトリ、ダイソーなど、さまざまなメーカーから販売されています。
ほとんどのものはガス、直火、IHに対応していますが、対応可能な火種の種類はそれぞれのメーカーにより多少異なるので、メーカー推奨を守りましょう。
鋳鉄とは、炭素含有量が2.14%以上の鉄と炭素の合金のことです。割れやすい性質があるため、スキレットは一般的なフライパンに比べて分厚く作られています。
2.スキレットを料理で使うメリットとデメリット
スキレットは鋳鉄でできているものがほとんどで、一般的なフライパンとは違う特徴があります。ここでは簡単に3つのメリットとデメリットを解説します。
3つのメリット
▼熱伝導率が低めなのでじっくり均等に食材に熱が伝わる
鋳鉄製で厚手のスキレットは熱伝導率が低く、熱がゆっくり伝わるのが特徴です。そのため温度のムラができにくく食材に均等に熱が加わるのもポイント。厚めに切ったステーキやハンバーグは、中まで火を通しながら肉汁を逃さずジューシーに仕上がります。
▼保温性・蓄熱性が高く食材が冷めにくい
蓄熱性が高く、保温性に優れているので、調理後に料理が冷めにくいという点もメリットです。寒い日に屋外で煮込み料理などをした場合、フライパンや鍋よりもスキレットのほうが料理の暖かさをキープしてくれます。
▼食器として使うとおしゃれ
スキレットは見た目がかわいらしいので、そのままおしゃれな食器として使えます。キャンプテーブルがカフェのような雰囲気になるのも人気の秘訣。アヒージョやオーブン焼きなどの料理は調理後スキレットのままテーブルに並べれば見た目もかわいらしく、熱々をいただくことができるので一石二鳥です。
3つのデメリット
▼取っ手も熱くなる
スキレットは全体が鋳鉄でできているので、火にかけると取っ手にも熱が伝わり鍋部分と同じくらい熱くなります。素手で触ると火傷をしてしまうので注意しましょう。専用の取っ手カバーや耐熱グローブの使用を推奨します。
▼フライパンと比べて重い
アルミやステンレス製のフライパンに比べて、スキレットは重いです。ニトリから販売されている同じサイズのアルミニウム合金のフライパンとスキレットを比べてみると、約4倍の重量差があります。洗う際や持ち運びは少し大変かもしれません。
▼手入れが面倒
スキレットは使用後そのままにしておくと、錆びてしまうので、表面に油を馴染ませる“シーズニング”というお手入れを毎回する必要があり、面倒に感じるかもしれません。油を馴染ませたスキレットは表面が油で少しベタつくので、袋に入れるなど保管する際は注意しましょう。
3.スキレットを使った料理の3つのコツ
テフロン加工や、IH調理用の加工が施されたフライパンとは違い、スキレットの使い方には少しコツがいります。ここでは3つのコツをご紹介します。
焼き料理はしっかりと余熱する
焼き料理の場合、使用前に空焚きして余熱をしっかりすると焦げ付きづらくなります。スキレットの表面についた水分が揮発し、食材とスキレットにこびりつくのを緩和してくれます。
フタを使うと料理の幅が広がる
フタを使うことで、鍋やダッチオーブンのような使い方ができます。アサリの白ワイン蒸しなどの蒸し料理や、スペアリブなどの煮込み料理もでき、底網を併用すれば燻製も可能です。フタの上に熱した炭を置けば上からも熱が加わりオーブンのように使えます。
IHでは中火以下で
IHコンロは、電磁誘導加熱という方法で、鍋底自体が発熱するような形で熱を生みます。そのため急激に鍋底の温度が上昇し、スキレットが変形したり割れたりしてしまう恐れがあります。IHで使用する場合は、中火以下で使用し、弱火から徐々に中火に加熱していくように気をつけましょう。
4.モーニングにおすすめのスキレットレシピ5選
それでは、スキレットで作る簡単でおいしいレシピを紹介します。まずは、朝ごはんにぴったりなレシピを5つ。オシャレな朝食でキャンプでの一日をスタートさせると気分も上がりますよ!
トマトのフリッタータ
<材料>4人前
トマト・・・小3個(ミニトマトでも可)
玉ねぎ・・・1/2個
にんにく・・・1片
バジル・・・6枚
とろけるタイプのスライスチーズ・・・2枚
オリーブオイル・・・大さじ2
こしょう・・・適量
★ 卵・・・4個
★ 牛乳・・・50cc
★ 塩・・・適量
<作り方>
1. 玉ねぎは角切り、にんにくはみじん切り、トマトはスライスしておく(ミニトマトなら半分)。★の材料を混ぜて卵液をつくっておく。
2. スキレットにオリーブオイルを熱する。
3. にんにくを炒める。香りがでてきたら、玉ねぎをいれる。
4. 玉ねぎに焼き色がついてきたら卵液を半分いれて、とろけるチーズをのせる。
5. 残りの卵液を流し入れ、トマトをのせてコショウをふる。
6. 蓋をして弱火で両面焼く。
7. 焼けたらバジルと中央にトマトを添えてできあがり。
<ポイント>
キャンプの朝はチャックアウトがあるなど時間が限られています。このレシピでぱぱっと朝食を済ませることができますよ!
▼レシピページはこちら
簡単ヘルシーなホットサラダ
<材料>4人前
かぼちゃ・・・4切れ
チンゲンサイ・・・2株
パプリカ・・・1/2
マッシュルーム・・・6個
オクラ・・・3本
オリーブオイル・・・大さじ1〜2
岩塩・・・少々
ブラックペッパー・・・少々
<作り方>
1. チンゲンサイは縦長十文字、1/4にカットする。パプリカは1cm幅にスライス、マッシュルームは1/2に、オクラは縦半分に、カボチャは薄くスライスしておく。
2. スキレットに少し多めにオリーブオイルを熱し、カボチャを一番下に敷いてそれ以外の野菜をのせて、かるく塩をふり、水を大さじ1~2程度加え、蓋をして2分蒸す。
3. お好みでオイルやトリュフ塩などをかけて仕上げます。
<ポイント>
加熱することでかさも減り、たくさんの量のお野菜を食べることができます。固い野菜があれば、少し加熱して調節します。もしくは、火からおろし、余熱で火を通しましょう。
▼レシピページはこちら
アップルシナモンサンド
<材料>4人前
クロワッサン(メゾンカイザー)・・・4個
りんご・・・1玉
無塩バター・・・適量
メープルシロップ・・・適量
マスカルポーネ・・・適量
シナモン・・・適量
<作り方>
1. クロワッサンを横からカットして、断面を下にしてパンを焼く。
2. りんごは芯を取り除き、スライスする。
3. スキレットに無塩バター、メープルシロップをひと回し入れ、スライスしたりんごを入れてさっと煮る。
4. クロワッサンにマスカルポーネをぬる。
5. その上に煮たりんごを並べてシナモンを振りかけてできあがり。
<ポイント>
そのまま食べても美味しいメゾンカイザーのクロワッサンを、なんとぜいたくにもスイーツサンドに。りんごは紅玉を使うのがベスト。煮崩れしにくく、風味が良いです。
▼レシピページはこちら
いちごのパンケーキ
<材料>4人前
いちご・・・1パック
はちみつ・・・大さじ3
ホットケーキミックス・・・150g
バター・・・適量
<作り方>
<下準備> チャック付き袋にいちごを入れ、はちみつをまぶして一晩寝かせる。
1. ホットケーキミックス、水100ml(分量外)、はちみつ漬けイチゴ8個をフォークで軽くつぶして混ぜる。
2. スキレットにバターをひいて、蓋をして弱火で両面焼く。
3. 仕上げに残りのはちみつ漬けいちごをのせる。
<ポイント>
いちごははちみつに漬けておくと殺菌作用で10日ほどもちます。他の果物でもOKです。
▼レシピページはこちら
スクランブルエッグプレート
<材料>4人前
卵・・・6個
牛乳・・・100ml
ベーコン・・・60g
ドライトマト・・・2個
トマト・・・4粒
ハーブソルト・・・適量
オリーブオイル・・・大さじ2
ベビーリーフ・・・適量
シリアル・・・適量
キウイ・・・適量
<作り方>
1. ボウルに卵、ミルク、ハーブソルト入れ、混ぜる。
2. ベーコン、ドライトマト、塩ドライトマトを短冊切りにし、スキレットに大さじ1のオリーブオイルで炒めたら別皿にとる。
3. 2に大さじ1のオリーブオイルをプラスし、1を入れスクランブルエッグにする。
4. 皿に3をうつし、上に2を盛り、グリーンベビーリーフ、キウイを添えシリアルをちらし、できあがり。
<ポイント>
スクランブルエッグをつくるときは、弱めの中火で。強火だと卵に熱が入りすぎて固くなってしまい、ふわふわになりません。
▼レシピページはこちら
5.ランチにおすすめのスキレットレシピ5選
ランチにおすすめのスキレットレシピを5つ紹介します。主食になるご飯系や麺系の他に、おかずも掲載しています。参考にしてください。
シズリングマッシュルーム
<材料>2人前
マッシュルーム・・・2パック
にんにく (みじん切り)・・・小さじ1
白ワイン・・・30cc
バター・・・大さじ1
パルメザンチーズ・・・大さじ2
塩こしょう・・・適量
パセリ(みじん切り)・・・適量
<作り方>
1. スキレットにバターとにんにく(みじん切り)を入れ火にかける。にんにくが焦げないように注意する。
2. 香りが出てきたらマッシュルームを投入し塩こしょうでソテーする。
3. ある程度ソテーできたら白ワインをいれ、スキレット上で蒸し焼きにする。
4. アルコールが飛び煮詰まったらパルメザンチーズを全体にかけパセリを振りかけて完成。
<ポイント>
パルメザンチーズの塩味があるため、塩こしょうは控えめでOKです!お好みでレモンやライムを搾ってもgood!
▼レシピページはこちら
パスタパエリア
<材料>4人前
パスタ・・・(1.4mm)120g
鶏もも肉・・・1枚
エビ・・・4尾
アサリ・・・150g(砂出ししておく)
玉ねぎ・・・1/2個
にんにく・・・2片
トマト・・・2個(250g)
黄パプリカ・・・1/4個
白ワイン・・・大さじ1
水・・・300ml
チキンコンソメ(固形)・・・1個
オリーブオイル・・・大さじ1
塩・・・適量
粗挽き黒こしょう・・・適量
レモン・・・少々
パセリ・・・2枝
<作り方>
1. トマトはざく切り、パプリカは縦に1cm幅に、玉ねぎとにんにくはみじん切りにする。鶏肉は一口大に切る。イタリアンパセリは刻む。パスタは2〜3cmの長さに折る。
2. スキレットにオリーブオイルを入れ、にんにくを炒める。香りが出てきたら玉ねぎをしんなりとするまで炒める。
3. 鶏肉を加えて炒め、軽く塩を振る。鶏肉の色が変わったら、あさりを加えて白ワインを入れる。
4. トマトとパスタを加えて炒め合わせ、水、コンソメ、塩、粗挽き黒こしょうを加えて混ぜる。エビとパプリカを並べ、8〜10分(目安)汁気がなくなるまで加熱する。
5. 塩こしょうし、パセリを散らす。最後にオリーブオイルをまわしかける。
<ポイント>
お米より火が通りやすいので、失敗がなくて簡単&オシャレなアウトドアレシピです。具材はお好みのものでアレンジ可能。最後に香りのいいオリーブオイルをかけてグレードアップ!
▼レシピページはこちら
コンビニチキンカツ丼
<材料>2人前
コンビニチキン・・・2個
玉ねぎ・・・2個
水と合わせた麺つゆ・・・100cc
卵・・・2個
小ねぎ・・・適量
米・・・1合
水・・・240cc
<作り方>
1. コンビニチキンを1cmに切り、玉ねぎをスライスにする。
2. スキレットに麺つゆ、玉ねぎを入れ沸騰するまで煮込む。
3. コンビニチキンをスキレットに入れ、卵を回しかける。
4. お好みの固さに卵の火入れを調整をして盛り付け、小ねぎを散らして完成。
<ポイント>
コンビニチキンの味付けを変えることで、一味違うカツ丼も作れます!
▼レシピページはこちら
スパムゴーヤチャンプルー
<材料>1人前
スパム・・・1/2缶
ゴーヤ・・・1/2本
卵・・・1個
塩・・・適量
しょうゆ・・・適量
オリーブオイル・・・適量
かつお節・・・適量
<作り方>
1. ゴーヤは縦半分に割って種とワタを取り、スライスする。スパムは拍子木切りにする。卵を溶いてしょうゆを混ぜておく。
2. スキレットに油をひき、ゴーヤを塩で炒める。続いてスパムを入れて炒め、ゴーヤがしんなりしてきたらしょうゆを混ぜた卵を入れてざっくり混ぜて火を止める。
3. 混ぜながらスキレットの予熱で卵に火を通し、かつお節をふって完成。
<ポイント>
ゴーヤの下処理は自宅で済ませておくと格段に調理が楽です。
▼レシピページはこちら
ガーリックシュリンプ
<材料>4人前
エビ・・・5〜7尾
にんにく (みじん切り)・・・大さじ1
玉ねぎ(みじん切り)・・・大さじ1
オリーブオイル・・・大さじ2
バター・・・少々
フライドオニオン・・・ひとつまみ
白ワイン・・・50cc
生クリーム・・・20g
パセリ・・・適量
カットレモン・・・1個
<作り方>
1. エビは殻付きのまま背中に包丁を入れ背ワタをとる。
2. 背ワタを取ったエビをジップロックに入れ、塩・こしょう・オリーブオイル・にんにく(みじん切り)・玉ねぎ(みじん切り)を入れマリネする。
3. フライパン(スキレット)にバター、マリネしたエビを具ごといれ火にかける。
4. エビの両面に火が入ったら白ワインを入れアルコールを飛ばし煮詰める。
5. フライドオニオンを入れ塩こしょうで味を整え、生クリームを全体にゆっくりと入れる。仕上げに乾燥パセリ、レモンを添え完成。
<ポイント>
白ワインを入れた後は強火にせず、ゆっくり煮詰めるのがポイント。生クリームを入れる時はゆっくりフライパンをまわしながら入れて分離に注意しましょう。
▼レシピページはこちら
6.ディナーにおすすめのスキレットレシピ10選
ディナーにおすすめしたい、ちょっぴり贅沢なスキレット料理を10レシピご紹介!手の込んだ料理もありますが、キャンプ料理は焚き火をしながら、外で作る工程も楽しいものですよ!
すだちたっぷり!鶏もものローズマリーグリル
<材料>4人前
骨付き鶏もも肉・・・約500g×2本
ハーブソルト・・・適量
ローズマリー・・・4本(仕上用2本、調理用2本)
すだち・・・5個(なければライム)
オリーブオイル・・・大さじ2
<作り方>
1. 肉全体に切り込みを入れしっかりとハーブソルトをまぶし、ローズマリー2本と、スライスしたすだち(1個)で1晩おく。
2. スキレットの蓋側でオリーブオイルをあたため、1の表面を強火で焼く。このとき、スキレットの本体を熱して温めておく。
3. 2に1のローズマリー、すだち、更に2個分のスライスすだちをのせ、スキレット本体を逆さまに被せて弱火で20分焼く。
4. 焼けたら火をとめ、3のローズマリーとすだちはとり、仕上用のローズマリーと残りのすだちを並べ、もう一度本体を被せて3分おき、できあがり。
<ポイント>
スキレットは本体を被せるほうがパリッと焼くことができます。
▼レシピページはこちら
牛スペアリブのオレンジ煮
<材料>4人前
牛スペアリブ・・・1kg
オレンジ・・・1個
★ しょうゆ・・・大さじ6
★ ハチミツ・・・大さじ6
★ にんにく・・・2片
★ 粗挽き黒こしょう・・・適量
<作り方>
1. 牛スペアリブを★に漬け込み、スライスしたオレンジを上にのせて約1日間冷蔵庫で保存する。
2. 焚き火(自宅ではコンロ)の上にスキレットをのせ、①の牛スペアリブを脂身側からのせていく。
3. 焦げ目がついたらひっくり返し、裏面や側面も焼く。
4. 全面が焼けたらオレンジを肉の下に敷き、肉の上にものせる。仕込みのつけ汁も流し込む。
5. スキレットにふたをして約1時間煮込む。
6. 水分がなくなってきたら途中で水を入れてさらに煮込む。様子を見ながらこれを繰り返す。
7. 約1時間煮込み、肉が凝縮されてきたらできあがり。
<ポイント>
オレンジによって肉が柔らかくなり、スペアリブが本来持っているうま味以上のものを引き出すことができます!
▼レシピページはこちら
アサリのバター蒸し
<材料>4人前
★ アサリ・・・お好みの量
★ 酒・・・あさりの1/10の量
★ タイム・・・1枝
★ バター・・・10g
<作り方>
1. スキレットに★を入れて火にかける。
2. 上下入れ替わるように時折軽くゆすってあげる。
3. あさりが開き、グツグツしてきたらできあがり。
<ポイント>
タイムを入れると、スッキリとした味わいに。火を起こしながらその上で作れちゃう簡単おつまみです。
▼レシピページはこちら
海の香りがするタイのアクアパッツァ
<材料>4人前
タイ・・・2尾
エリンギ・・・適量
オリーブオイル・・・大さじ1
にんにく・・・1片
ミニトマト・・・8個
アサリ・・・8個
ローズマリー・・・2本
白ワイン・・・50ml
水・・・100ml
グリーンオリーブ・・・適量
<作り方>
1. タイは下処理済みのものを使用。タイの表面に包丁で切れ目を数か所入れ、クレイジーソルト、粒こしょうで下味をつける。にんにくはみじん切りにする。エリンギは好みの大きさに切る。
2. スキレットにオリーブオイルを入れてにんにくを散らし、火にかける。
3. にんにくの香りが出てきたら、タイを右向きにスキレットに入れ、表面がきつね色になるまで約3~5分焼く。焼き色がついたらタイをトングなどで左向きにひっくり返し、反対側を約3~5分焼く。
4. 表面が焼きあがったら、スキレットにタイを2尾並べ、エリンギ、ミニトマト、アサリ、グリーンオリーブを散らす。白ワインと水をまわしかけ、ローズマリーを入れる。
5. スキレットに蓋をして約15分火にかける。タイに火が通り、アサリが口を開けたら完成。
<ポイント>
アウトドアでアクアパッツァを作るときは、スーパーで下処理済みの魚を買うと手間もゴミも出なくて便利。売り場に処理前の魚しかなくても、鮮魚コーナーの担当者にお願いすると下処理をしてくれます。遠慮なく聞いてみましょう!
▼レシピページはこちら
お手軽シーフードパエリア
<材料>4人前
エビ・・・4尾
鶏もも肉・・・200g
にんにく・・・1片
玉ねぎ・・・1/2個
オリーブオイル・・・大さじ1
米・・・2合
水・・・320ml
パエリアの素・・・2袋
コンソメ・・・1個
白ワイン・・・50ml
ハーブソルト・・・適量
こしょう・・・適量
ハマグリ・・・8個
ローズマリー・・・1本
<作り方>
1. エビは背わたを取り除く。鶏もも肉は2㎝角に切る。にんにく、玉ねぎはみじん切りにする。
2. スキレットにオリーブオイルを入れ、にんにく、玉ねぎを入れて香りを出す。
3. 鶏もも肉を入れ、火が通るまで炒める
4. 米を入れ、白くなるまで炒める。
5. スキレットに水、パエリアの素、コンソメ、白ワイン、塩、こしょうを入れてよくかき混ぜる。
6. エビ、ハマグリ、ローズマリーを入れ、蓋をして約15分ほど弱火で炊く。
7. 約15分経ったら火を消し、約15分ほど蒸らす。
8. 蒸らし終わったら完成。
<ポイント>
パエリアはサフランを使って作ろうとすると手間がかかって大変。そこで、市販の「パエリアの素」を使うと材料に混ぜて炊くだけで手軽にサフランライスができて便利。S&B シーズニングミックスシリーズがオススメ。
▼レシピページはこちら
フレッシュ風味な香り漂うエビのレモンハーブグリル
<材料>4人前
エビ・・・12尾
レモン・・・1個
クレソン・・・1束
ハーブソルト・・・大さじ2
オリーブオイル・・・大さじ1
粗挽き黒こしょう・・・適量
★ ローズマリー・・・(生) 適量
★ 白ワイン・・・300cc
★ ローリエ・・・1枚
★ 粒こしょう・・・適量
<作り方>
1. エビは殻を剥いて背わたを取り、下処理をする。クレソンは水洗いする。
2. レモンを薄い輪切りにし、端の部分は細かく刻む。
3. エビと2で刻んだレモンの端、★の材料とハーブソルト大さじ1分をチャック付き保存袋に入れ、下味を付ける。
4. スキレットに3のエビを並べ、ローズマリーを周りに散らす。2の輪切りレモンを乗せ、オリーブオイルを振り掛けてフタをし、火にかけて蒸し焼きにする。
5. エビに火が通ったら、残りのハーブソルトと粗挽きこしょうで味を整える。クレソンを添えて完成。
<ポイント>
作り方の1〜3の手順は、事前に家で済ませておくと、手間とゴミをぐっと減らすことができます。エビを他の魚介に変えても美味しくいただけます。
▼レシピページはこちら
カマンベールアヒージョ
<材料>1人前
カマンベールチーズ・・・1個
ウインナー・・・5本
ベーコン・・・5枚
にんにく・・・1片
オリーブオイル・・・適量
<作り方>
1. カマンベールチーズを食べやすい大きさに切る(カット済みのであれば省略)。
2. ウインナーにベーコンを巻く。にんにくはスライスする。
3. スキレットにオリーブオイルをひいて熱し、にんにくを炒める。
4. にんにくの香りが立ってきたら①とウインナーベーコンを並べ、浸る程度のオリーブオイルを加えて煮る。チーズがほどよく溶けてきたら完成。
<ポイント>
ベーコンは薄く長いタイプだと巻き付けやすくておすすめです。
▼レシピページはこちら
関西風ラムすき焼き
<材料>1人前
ラム肉・・・150~300g
焼き豆腐・・・1丁(300~350g)
長ねぎ・・・1/2本
しめじ・・・1/2株(カット済みが便利)
卵・・・1個
砂糖・・・適量
しょうゆ・・・適量
サラダ油・・・適量
<作り方>
1. 長ねぎを適当な長さの輪切り、または斜め切りにする。豆腐はひと口大に切る。
2. 熱したスキレットに油をひいて、バラしたラム肉を一枚ずつ敷き詰めるように並べて片面を焼く。
3. 片面が焼けたらひっくり返して肉全体に砂糖を多めにかけて上からしょうゆ(または割下)を全体にかける。
4. 肉が焼けたら溶いた卵とともにいただく。肉汁と砂糖、しょうゆが残ったスキレットに豆腐、野菜を入れていただく。
<ポイント>
肉や具材を追加しながら、お酒とともに楽しむのがオススメ。肉を加えるときは砂糖、しょうゆを少しずつ加えて味を調えながらいただく。
▼レシピページはこちら
豚ロースとリンゴのソテー
<材料>1人前
豚ロース・・・1㎝厚1枚
りんご・・・1/3個
玉ねぎ・・・少々
オリーブオイル・・・大さじ1
バター・・・10g
白ワイン・・・100ml (洋酒でも可)
ほうれん草・・・適量
塩こしょう・・・適量
<作り方>
1. 豚ロースの厚切り肉を筋切りして叩き、おろした玉ねぎをぬり30分置く。
2. りんごは皮付きのままクシ切りにする。
3. オリーブオイルとバターを熱したスキレットへ豚ロースとりんごと共に入れてソテーする。
4. 片面に焦げ目が付いたら返し、ワインまたは洋酒を入れ、蓋をして中火でスチームローストする。
5. 1分ほどしたら蓋を開け、5㎝にカットしほうれん草を入れ蓋を戻し、火を止めて予熱で1分加熱。
6. 仕上がりに塩と粗挽き黒こしょうを振っていただく。
<ポイント>
バターは香りづけで入れています。ほうれん草とりんごがとても相性がとても良いです。(ほうれん草がないときはチンゲンサイや小松菜がおすすめ。)しっかり筋切りすることでお肉が柔らかくなるので大切な工程です。あっさりめにしたい時は豚の脂身をカットしたりバターではなくオリーブオイルにすると良いです。
▼レシピページはこちら
チーズカナッペの燻製
<材料>4人前
6Pチーズ・・・4個
うずら卵水煮・・・(水切りをし市販すきやきのたれ大さじ1に一晩漬け込む)6個
ソーセージ・・・2本
明太子・・・適量
ハーフベーコン・・・1枚
たくあん・・・適量
グラニュー糖・・・小さじ1
<作り方>
1. 「6Pチーズ」の上にトッピングをのせる(ひとつはそのまま)。ひとつにはスプーンで明太子をぬり、ひとつにはベーコンを巻く。もうひとつにはたくあんをのせる。
2. ウインナーに切れ込みを入れる。皿にキッチンペーパーを敷いて、全ての材料を30分ほど乾燥させる。
3. スキレットの底と、蓋の内側をアルミホイルで包み、底にサクラの燻製チップひとつかみとグラニュー糖を入れる。
4. 蓋をしてスキレットを中~強火にかけ、煙が出てきたら2の具材をすべて並べて蓋をする。アルミホイルを適量折ったものを蓋の下に挟み、蒸気を逃がす。
5. 弱火で10~15分かける。途中蓋を開けて、表面の水分をキッチンペーパーで拭き取るとムラなく燻製できる。
6. 火を止め10分落ち着かせる。
<ポイント>
チーズの下には竹串で穴を開けた、貼りつかないタイプのアルミホイルを敷くと、網にくっつきません。うずらの卵はお子さま向けに甘みのある市販のすきやきのたれに漬け込みましたが、麺つゆでもOK。
▼レシピページはこちら
ソトレシピのYouTubeチャンネル「ソトレシピTV」でもスキレット料理のおすすめ5選を公開しています。約10分でぱぱっと視聴できるので、ぜひ次のキャンプ飯のアイデアの参考にしてください!
7.スキレット料理でキャンプ飯を華やかに
最後にこの記事のポイントをまとめます。
▼スキレットのメリット
食材にじっくり均等に熱が伝わる
保温性・蓄熱性が高いので料理が冷めにくい
食器として使うとおしゃれ
▼スキレットのデメリット
取っ手も熱くなる
フライパンと比べて重い
手入れが面倒
▼スキレット料理のコツ
焼き料理はしっかりと余熱を
フタを使うと料理の幅が広がる
IHでは中火以下で
▼スキレットを使った簡単レシピ20選を参考に
スキレットのメリットとデメリットを理解し、コツをおさえれば、スキレット料理の幅が広がり、さらに料理をおいしく作ることができるようになります。みなさんもこの記事を参考にいろいろなスキレット料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。