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スキレットのシーズニング簡単6工程!調理後や焦げ、サビのお手入れも

2021/7/14 更新

スキレットを購入したものの、どうやらシーズニングをしないといけないらしい。どうやればいいのだろかと最初は戸惑いますよね。そんな方向けに、スキレットのシーズニングを誰でも実践できるように丁寧に解説します。

 

スキレットのシーズニングは、簡単に言うと表面に油膜をつくる工程です。スキレットは水分に触れるとすぐにサビてしまうので、油でコーティングしてサビから守る必要があります。

 

シーズニングを繰り返すとサビ防止だけでなく、油がスキレットになじんでいき、食材がくっつきづらくなり使いやすくなりますよ。

 

この記事ではスキレットのシーズニングについて

  • 必要性と期待できる効果
  • 購入時のシーズニング工程
  • 調理後のシーズニング工程
  • 焦げやサビの対処法

を解説しています。

 

読み終えていただければ、スキレットのシーズニングをすぐに実践できるようになります。ぜひ参考にして、キャンプでスキレットを使いこなしてください!

1.スキレットはシーズニングが必要不可欠!


鋳鉄でできているスキレットは、水分に触れたまま放置するとすぐサビてしまうため、油で表面をコーティングする「シーズニング」という工程が必要不可欠です。スキレットのシーズニングは油ならしとも言われることも。

スキレットをシーズニングすることで次の効果を期待できます。

・購入時に付着しているサビ止めのワックスなどのコーティングを落とす
・鉄臭さを緩和する
・食材がくっつきづらくなる
・使用後の保管でサビるのを防止する

シーズニングしないと一晩でサビだらけに


シーズニングせずに調理し、洗ったあとそのまま一晩放置すると、サビだらけになってしまうことがあります。スキレットで調理したあとは毎回シーズニングしましょう。

販売時にシーズニング済みのスキレットがある


出典:ロッジ
スキレットを販売しているメーカーはさまざま。中には販売時にはすでにシーズニングを済ませた状態のスキレットがあります。

例えば、ロッジのスキレットはメーカーがシーズニングをした状態で販売しているので、購入時はお湯で洗ってすぐに使い始められます。

ただし、シーズニング不要なのは購入後に始めて使うときのみ。調理で使用後は洗ってからシーズニングをして、サビを防止しましょう。

スキレットのシーズニング方法は次の章で詳しく解説するので参考にしてください。

2.【購入時】簡単6ステップ!基本のスキレットのシーズニング方法


多くのスキレットは販売時にサビ防止のワックスなどのコーティングが全体に施されています。そのため、初めて使う場合は、まずはコーティングを落とし、その後にシーズニングしましょう。

スキレットはシーズニングすると黒く光沢がある状態に。使い込んでいくと、油がなじみ、食材がくっつきづらくなり使いやすくなります。自分だけのスキレットを育てていくのも楽しみのひとつです。

必要な道具


・スキレット(サビ止めコーティングされている状態)
・カセットコンロ
・食器用洗剤(中性)
・たわし(またはナイロン製のスポンジ)
・耐熱グローブ
・油(サラダ油、オリーブオイル)
・キッチンペーパー
・箸
・クズ野菜

自宅のコンロやIHの場合、安全装置が働いてスキレットを高温にできないことがあるので、カセットコンロを推奨します。

油は植物性ならOK。ただしごま油など、香りが強いものはスキレットに香りが移ってしまうので、サラダ油やオリーブオイルがおすすめです。

ステップ1 スキレットを洗剤とたわしでよく洗う


まずは、食器用洗剤(中性)とたわしを使って、サビ止めのコーティングをしっかり洗い落とします。金属製のたわしは表面を傷つけてしまうので使わないように。たわしがない場合は、ナイロン製のスポンジでもOK。

スキレットは焦げやサビたとき以外は、基本的には洗剤を使って洗うことはありません。最初だけ洗剤を使います。しっかり洗ってコーティングを落としましょう。

ステップ2 強火にかけて水気を完全に飛ばす


スキレットを強火にかけて完全に水気を飛ばします。うっすら白い煙がでるくらいまで熱しましょう。スキレットは火にかけると持ち手まで熱くなるので、火傷しないように耐熱グローブを着用してください。

ステップ3 キッチンペーパーで油を全体に塗る


一旦火を止めて、大さじ1〜2程度の油をスキレットに入れ、キッチンペーパーを使って全体に塗っていきます。

表側だけでなく、裏側と持ち手も忘れずに油を塗りましょう。キッチンペーパーは油を吸うので、足りなそうなら適宜、油を追加してください。

油を塗ると全体が黒っぽくなります。これで次の工程に進んでもかまいませんが、一旦スキレットを冷ましてから、再度強火にかけて、うっすらと白い煙が出たら火を止めて、油を塗る工程を2、3回繰り返すと、油膜のコーティングが厚くなり使いやすくなります。

ステップ4 クズ野菜を炒める


スキレットに油をひき中火にかけて、クズ野菜を炒めます。野菜が多少焦げるくらいまで炒めましょう。スキレットの使い初めは鉄臭いと感じる場合もあり、クズ野菜を炒めることで臭いを緩和できると言われています。

スキレットは調理で使うたびに油膜が作られて、より使いやすくなる性質です。クズ野菜を炒める工程も、油膜を作る効果に期待できます。

<クズ野菜は根菜類を推奨>
クズ野菜を炒める工程は鉄臭さを緩和させる目的があるので、香りのある野菜を推奨します。にんじん、大根などの根菜類のほか、玉ねぎの皮、キャベツの芯など、普段捨ててしまいがちの部分を活用しましょう。

ステップ5 仕上げにキッチンペーパーで全体に油を塗る


スキレットを火からおろし、クズ野菜をキレイに取り除きます。その後、大さじ1程度の油をキッチンペーパーを使って全体に塗り、シーズニングは完了です。

ステップ6 新聞紙に包んで保管する


使用するまでは新聞紙に包んで保管しましょう。新聞紙で包むことで、余分な湿気を吸ってくれる効果があると言われています。キャンプなど持ち運ぶ際にスキレットに付いた油が他の道具に付くのも防げます。自宅で頻繁に使う際は、そのままキッチンに吊り下げたり、置いたりしてもOKです。

スキレットはとにかく水分に弱いので、保管場所は湿気が少ない風通しが良い場所を推奨します。押し入れの中やお風呂場付近は湿気が多くなりがちなので、おすすめしません。

3.【調理後】普段のシーズニング4ステップ


スキレットのシーズニングは使い初めだけでなく、調理で使うたびに行いましょう。使っていない間にサビてしまうのを防止するのと、油膜を重ねて作っていくことで食材がくっつきづらいスキレットになっていく効果があります。

必要な道具

・スキレット(調理後)
・たわし
・油
・キッチンペーパー

ステップ1 スキレットを水とたわしで洗う


調理が終わったら放置せずに、水とたわしで表面についた汚れを落とします。このとき、熱々のスキレットを冷水で急速に冷ますと、スキレットがひび割れてしまう恐れがあるので、スキレットが冷めてから洗いましょう。

金属製のたわしはスキレットに傷がついてしまうので、たわしかナイロン製のスポンジを使ってください。

洗剤は油膜を落としてしまうので、極力使いません。臭いや汚れが気になるとき以外は、水とたわしで落としましょう。

ステップ2 強火にかけて水気を飛ばす


汚れが落ちたら、強火にかけて完全に水分を飛ばし乾かします。汚れが残っていると焦げついてしまうので、最初にしっかりと落としておいてください。

ステップ3 キッチンペーパーで油を全体に塗る


スキレットから白い煙がでたら火を止めて、大さじ1程度の油をキッチンペーパーを使って全体に塗ります。裏面、持ち手にも塗ってください。これで調理後のシーズニングは完了です。裏面は火が直接あたって汚れているので、最初に表面に塗ってから裏を塗る方がよいでしょう。

<焚き火で調理した場合>
焚き火で調理した場合、裏面は煤だらけになっています。最初にしっかりと水とたわしでこすり洗いして落としてください。

煤がなかなか落ちないときは、裏面だけ金属製のたわしでガシガシとこすり落とすのもOK。裏面では調理しないので、油膜が剥がれたり、多少傷がついたりしても、使用感にそこまで影響しません。

ステップ4 新聞紙に包み保管する


スキレットは油膜でコーティングするので、どうしてもベタベタします。新聞紙で包むことで、キャンプで持ち運ぶ際に、他のギアと直接触れなくなり、油で汚れるの防げます。

目指せ!黒光りする“ブラックポット”状態


スキレットは調理とシーズニングを繰り返していくと、油がどんどんなじんでいき、黒光りしてきます。ブラックポットと言われる状態で、食材がくっつきづらく調理しやすいスキレットになるんです。正しくスキレットを使い、ブラックポットを目指しましょう!

4.スキレットが焦げてしまったときのシーズニング


スキレットが焦げついてしまい、たわしで擦って落ちない場合は、次の3つの方法を試してみてください。

水で煮込み焦げを柔らかくする


▶︎焦げ状態:軽度の焦げの場合
スキレットに水を入れて火にかけ、煮込むことで焦げを柔らかくします。しばらく煮込んだら、菜箸などで焦げの硬さを確認し、柔らかくなったらスキレットを冷ましてから水とたわしでこすり洗いします。

重曹を入れて煮込む


▶︎焦げの状態:頑固な焦げの場合
焦げに重曹をかけて上から水をかけて湿らせてから10分程度おきます。そのあと、水を入れて火にかけ煮込みます。菜箸などで焦げの硬さを確認し、柔らかくなったらスキレットを冷ましてから水とたわしでこすり洗いします。

強火にかけて焦げを炭化させる


▶︎焦げの状態:完全に焦げついてしまった場合
重曹で煮込んでも落ちない焦げは、水を入れずに強火にかけ空焚きをします。焦げを焼き、炭化させることで、落としやすくなります。焦げから水分がなくなり真っ黒で乾燥している状態になったら、金属製のヘラなどで削り落とします。
※火傷や周辺への燃え移りなど、十分に注意して行いましょう。

焦げがキレイに落ちたらシーズニング

焦げがキレイおちたらシーズニングします。重曹を使ったり、焦げを焼くなど、汚れがひどい場合は食器用洗剤とたわしでキレイに洗い、購入時と同じようにシーズニングしましょう。

5.スキレットがサビてしまったときのシーズニング


スキレットは調理したあとにそのまま放置したり、長期間使用しないでいると、サビてしまうことがあります。そんなときはサビを落とせば再度使えるようになります。 万が一サビてしまったら諦めずに、次の3つ方法を試してみてください。

金属製のたわしでガシガシ落とす


▶︎サビの状態:一部分のサビや軽度のサビ
金属製のたわしでガシガシとこすり、サビを削り落とします。表面が傷ついてしまいますが、サビてしまった場合は、割り切ってサビを落とすことを優先させましょう。金属製のたわしでも落ちづらい場合は、重曹やクレンザーを追加してこすってみてください。

サビに直接火をあてて炭化させる


▶︎サビの状態:全体のサビや頑固なサビ
スキレットを強火で空焚きし、サビを炭化させます。直接サビに火をあてて焼いてください。サビが黒っぽくなったら、スキレットを一旦冷ましてから、流水と金属製のたわしでこすり落としてください。サビを炭化させることで落としやすくなります。
※火傷や周辺への燃え移りなど、十分に注意して行いましょう。

サンドペーパーで磨く


▶︎サビの状態:煮込んでも炭化させても落ちないサビ
煮込んでも炭化させても落ちない場合は、サンドペーパーを使って磨き、サビを削ります。表面に傷がつくので、最終手段として覚えておいてください。

サンドペーパーは#80の布製がおすすめ。布製だと流水にあてながらやすりがけできます。

サビがキレイに落ちたらシーズニング

サビがキレイに落ちたら、食器用洗剤とたわしで汚れをキレイに落とし、購入時と同じようにシーズニングし直してください。

6.スキレットをシーズニングで育ててキャンプ飯の相棒に


最後にこの記事のポイントをまとめます。

  • スキレットはシーズニング必須
  • 購入時はコーティングを落としてからシーズニング
  • 調理後は汚れを落としてからシーズニング
  • 焦げやサビはしっかり落としてからシーズニング

スキレットは大切に使っていけば、一生ものの調理器具になります。この記事を参考にキャンプ飯の相棒として、スキレットを育てていきましょう!

スキレットを使った料理を知りたい人は「スキレットの簡単レシピ20選!おいしく料理を作る3つのコツも紹介」をご覧ください。

ニトリのスキレットが気になっている人は「ニトリのスキレットは初心者向け!スペックや他社製品との違いを解説」をご覧ください。

ダイソーのスキレットが気になっている人は「ダイソーのスキレット2種のメリットやデメリットなどを徹底解説」をご覧ください。

ライターProfile
ソトレシピ編集部

自分たちのアウトドアスキルの向上&キャンプ料理の上達を目指しながら、いろいろ情報発信していきたいと思います!

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