「ビア缶チキンを簡単に作る方法を教えて!」【お願い!たけだバーベキュー #16】

「ビア缶チキンを簡単に作る方法を教えて!」【お願い!たけだバーベキュー #16】

2022.7.22

夏のキャンプでは、さっぱりと冷えた素麺をひたすら食べたいたけだバーベキューです!先日、ソトレシピ宛にこんなメッセージをいただきました。

皆さん第1回目の連載は読んでいただけましたでしょうか?コチラ
そうです、ビア缶チキンを蓋付きのグリルなしで作る、植木鉢ビア缶チキンをご紹介したあの回です!


そんな記事を読んでいただいた方からのメッセージで
「いや、今どき植木鉢を入手する方が面倒だわ!」と。

それを読んで僕はこう思いました。
「おっしゃる通りです!」と。

たしかに、蓋付きグリルを買うことを考えたら、植木鉢で手軽にはなったとは言え、さすがに家には二鉢もないのでわざわざ買いに行かないといけないのは事実。
そこで、今回いただいたメッセージを拡大解釈させていただき、こんなお願いとしてみました。

「お願い!蓋付きグリルより、植木鉢ダッチオーブンより、ビア缶チキンが簡単に作れる方法を教えて!」

これで行きましょう!

まず、ビア缶チキンを作るのに絶対に必要なのが「蓋」です。なんなら、これさえあれば蒸し焼きにできるので作れちゃうんです。
そこでまず考えたのが一斗缶をかぶせてみる。これだと立てた鶏とすっぽり入るんじゃないかと!がしかし、これだと植木鉢より入手困難な気がしたので即座に却下。次に、ブリキ製のバケツ。手に入りやすいし、これはなかなか良い線をいったと思いましたが、なんの捻りもないので記事にならないので却下(笑)

そこで辿り着いたのが、厚手のアルミホイル!これを成形して箱形の蓋を作ってしまえばいいのです!しかも良いタイミングで、東洋アルミという会社から厚くて幅の広いダイヤモンドアルミホイルと言う便利なアルミホイルが出たので、それを使ってみることにしました!

では、アルミホイルビア缶チキンの作り方をご紹介します。

「アルミホイルビア缶チキン」

▼道具
厚手のアルミホイル

▼材料
中抜きの丸鶏・・・1羽
お好きなシーズニングスパイス・・・大さじ3
(今回はほりにし赤を使用)
ビール缶350ml・・・1缶
オリーブオイル・・・適量

まずは、
中抜きの丸鶏にオリーブオイルを塗り、お好みのシーズニングスパイスで味付けをします。

この日はほりにしの赤で味付けをしました!脇の下や、サイドもしっかりとシーズニングしてください。
半分だけビールを残したビール缶に、鶏肉をお尻から刺します。

木炭などの空き箱に、広げたアルミホイルを乗せてカバーを型取る。丸鶏が覆いかぶされるサイズなら、どんな箱でも構いません。

鶏を安定させるために、缶用の土台をアルミホイルを丸めて作っておきます。ドーナツ型に型取り、缶がピッタリ入るサイズで!

網の上にアルミホイルで作った土台をセットして、そこに丸鶏が刺さったビール缶を差し込みます。
この時、鶏の真下に炭が来ないように避けておくこと!(鶏の足が焦げてしまうため)



丸鳥の上から、先ほど作ったカバーをかぶせて約1時間焼くと完成!



どうですか!
めちゃくちゃ良い感じに焼けるんです!


皮はパリッと、そして中はしっとりジューシーに焼けて、しっかりと全体に火が通ってました。そしてめちゃくちゃ美味しい!ビア缶チキンはほんとバーベキューの醍醐味ですよね。
正直、蓋付きグリルより、植木鉢より熱の入りがいい気がしました。アルミホイルがいい感じに熱を閉じ込め反射させたりしてるのかもしれません。(わかりませんが!)

後片付けは、アルミホイルを丸めて捨てるだけ。きれいに折り畳めば、厚手で丈夫なので次回も使えると思います。
いやー、これはまたもやビア缶チキンに新風を吹かせたのではないでしょうか!

簡単ワイルド、なおかつ美味しい!そんなビア缶チキンをこの夏みんなで焼いてみてはいかがでしょうか!
というわけで、
ビア缶チキンはアルミホイル があれば焼ける!
これにて解決。

次なるお願いもお待ちしてますので、ぜひInstagramや Twitterなどにコメントいただけたらと思います!
ではまた次回。ナイスバーベ!

WRITER PROFILEライタープロフィール

たけだバーベキュー
アウトドア芸人。2012年12月より「たけだバーベキュー」として活動開始。2013年に、カナダアルバータ州政府からの依頼を受け、カナダアルバータ州BBQ大使に任命される。2014年には狩猟免許、鉄砲所持許可を取得し、特技は鹿を一頭さばけること。スパイス検定2級も所持し、その知識をバーベキューレシピの随所に活かしている。日本全国で出張バーベキューを行っており、その地域の特産品や地域食材を活かしたオリジナルレシピを披露。地域の皆様に、地元食材の新たな食べ方、可能性を感じていただくイベントは毎回好評を得ている。バーベキュー、アウトドアをこよなく愛する、日本で唯一のバーベキュー芸人である。

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