ダッチオーブンレシピ40選!肉、魚、野菜など食材別で網羅的に紹介
ダッチオーブンを買ったものの、どんな料理を作ろうか迷っていませんか?いつも同じメニューになってしまったり、いまいち使いこなせなかったりしますよね。
ダッチオーブンは、焼く、煮る、蒸す、などさまざまな料理ができる調理器具です。ここで紹介する特徴を理解すれば、おいしい料理が作れてぐんと料理の幅が広がります。
600以上のアウトドアレシピを掲載するソトレシピでは、ダッチオーブン料理もたくさん掲載中です。そのなかから誰でもおいしく作れるレシピを厳選して紹介します。
この記事ではダッチオーブンを使った料理に関して、
- ダッチオーブンの4つの特徴
- ダッチオーブンでできる6つの調理法
- 食材別のレシピ40選
を紹介しています。
読み終えていただければ、ダッチオーブン料理の幅が広がり、次のキャンプで取り入れられるようになります。ぜひ参考にしてください。
CONTENTS目次
1.ダッチオーブンの4つの特徴
ダッチオーブンにはフライパンやホーロー鍋とは違う特徴があります。この章ではアウトドアに最適なダッチオーブンの特徴を解説していきます。
じっくり熱が伝わるので食材の旨味を凝縮できる
厚手の金属製のダッチオーブンは、熱がゆっくり伝わるので温度のムラができにくく、食材に均等に熱が加わります。蓄熱性が高いので一度鍋の温度が上がると下がりにくく、じっくり熱を入れる蒸し料理や、水少なめの煮込み料理、ローストなどに向いています。
保温性が高いので料理が冷めにくい
ダッチオーブンは保温性に優れているので、調理後に料理が冷めにくいのもメリットです。フライパンや鍋よりもダッチオーブンの方が料理の温度をキープしてくれるので、スープや煮込み料理などにおすすめです。
キャンプならではの焚き火調理ができる
高温での直火調理にも耐えられる丈夫さもダッチオーブンの強みのひとつ。分厚い金属製なので、焚き火でガシガシ使えます。取っ手をトライポッドに吊るして使うなど、キャンプならではの調理を楽しめます。2章で具体的な調理方法を紹介します。
家庭でも使える
最近ではガスコンロ、IHに対応しているものも出ています。家庭では無水鍋として活用できるほか、そのままオーブンにも入れられるので、オーブン調理後ダッチオーブンごとサーブすれば冷めにくく、オシャレな食器にもなります。IH調理する場合は、急激な温度上昇で金属が割れることを防ぐため、中火以下でゆっくり加熱するようにしてください。
<準備やメンテナンスの方法を事前に確認しよう>
鋳鉄製のダッチオーブンはテフロン加工やフッ素コーティングされていないので、購入後すぐに使用すると食材がくっついてしまいます。
そのため購入直後と使用後は“シーズニング”という表面に油の幕を作る作業が必要になります。使用後も洗ってそのままにしているとすぐに錆びてしまうので、毎回の“シーズニング”が不可欠です。
ステンレス製のものや、鋳鉄製のもので一部シーズニング不要ものもあるので、持っているダッチオーブンの仕様を確認しておきましょう。
2.ダッチオーブンでできる6つの調理法
オーブンとして使う
炭火調理の場合、蓋にも炭を置くことで上下から熱が加わりオーブンの機能を果たします。上からも熱を加えることが必要なローストチキンやローストポーク、グラタンやドリア、ピザやパンに適しています。
煮る
フタが重く密閉性が高いので、圧力鍋のような効果を発揮します。蓄熱性の高さとの相乗効果で中に熱を閉じ込めるので、火が通るのに時間のかかる丸ごと野菜や骨付き肉の煮込み料理も、薄手のステンレス鍋に比べて断然早く出来上がります。素材の水分の蒸発を抑え旨味を閉じ込めるので、柔らかくジューシーに仕上がります。
焼く
熱伝導率の低いダッチオーブンは熱がゆっくり全体に伝わるので、温度のムラができにくく、食材の一部だけ焦げてしまい一部は生焼け、といった失敗を防ぐことができます。ステーキやハンバーグなどは中まで均等に火を通しながら肉汁を逃さずジューシーに仕上がります。ダッチオーブンのフタは裏返せばフライパンとして使える商品もあります。
蒸す
底網を使えば蒸し器にも早変わり。フタの密閉性が高いので蒸し器としても優秀です。底網を敷き少量の水を入れて蓋をして火にかければ簡単に蒸し料理ができちゃいます。素材に水分が多く含まれている野菜なら、水を入れずに素材の水分だけでも蒸しあげられますよ。
炊く
ご飯だって炊けちゃいます。蓋に密閉性が高いので圧力釜の容量でお米がふっくらと炊きあがります。蓄熱性の高さから、炊き上がったあとはタオルなどに包まなくても温度が下がらず蒸しの工程をしてくれます。炊き込みご飯をするときには、食材の旨味も引き出されてよりおいしくなりますよ。
スモーカーとして使う
簡単な燻製ならダッチオーブンで作れます。底にアルミホイルを敷きスモークチップを置き、火にかけて煙が充満したらお好みの食材を置いてそのまま蓋をしておいておくだけ。お手軽に自家製燻製ができちゃいます。