メスティンで炊き込みご飯簡単レシピ15選!失敗しない4つのコツも
2.【バーナーと固形燃料】メスティン炊き込みご飯の基本の炊き方
ワンバーナーと固形燃料での基本のメスティン炊き込みご飯の炊き方を解説します。写真付きでコツを説明するので参考にしてください。
バーナーでの炊き方
メスティンで炊き込みご飯を作る際にもっともポピュラーなのは、ワンバーナーを使った炊飯です。全9ステップで丁寧にポイントを押さえながら説明します。
〈道具〉
・メスティン(トランギア社製の通常サイズ)
・SOTOレギュレーターストーブ ST-310
・バーナーパット ※なくても可
〈材料〉
・お米:1合(軽量カップで180cc)
・具材:メスティンの6分目に収まる量まで
・水:具材の汁や調味料と合わせて200〜220ml
※リベット(メスティン内側の2つの丸ぽち)の真ん中あたりまでの水量が大体の目安です。リベットの位置はメスティンによっても異なるので、可能であれば水量を測りましょう。
1.お米を研いで水を切る
お米を研いでしっかりと水気を切ります。無洗米の場合は研ぐ必要はありません。ただし、肌ヌカがない分、同じ1合でも精白米より米の量が多くなるので、分量の水は1合あたり、大さじ1杯の水を追加してください。
2.30〜90分吸水させる
分量外の水にお米を漬けて30〜90分ほど吸水させましょう。こうすることで芯のないふっくらつやつやな仕上がりになります。お米の吸水スピードは水温が高ければ早くなり、低いと遅くなるので、季節に応じて以下を目安に吸水時間をとってください。吸水が進むとお米が白っぽくなります。
〈吸水時間の目安〉
夏:30分程度
冬:60~90分程度
春・秋:45分程度
3.具材、水、調味料をメスティンに入れる
一度水を捨て水気を切った米の上に、具材、水、調味料を入れます。調味料に含まれる塩分が米の浸水を妨げるので、炊き込みご飯の場合米の浸水後に調味料を入れます。水分の量は、調味料や具材に含まれる汁も合わせて200〜220mlが目安です。調味料を入れたら味が均一になるよう全体を軽く混ぜましょう。
4.フタをして強火にかける
ワンバーナーだと一箇所に熱が集中して焦げや芯が残る原因になります。できればバーナーパットを使って全体に熱がいきわたるようにしましょう。バーナーパットを敷くとゴトクの上でメスティンが安定する効果もあります。もちろん、バーナーパットなしでも炊飯可能です。
5.沸騰するまで5〜10分程度加熱する
まずは強火で沸騰するまで加熱しましょう。このとき火力が弱くメスティン内の温度が低いと、米の水分量が上部と下部で不均一になってしまい、下は柔らかく上は硬いご飯が炊き上がってしまいます。はじめは強火で米を動かしながら沸騰させることが大切です。
6.沸騰し始めたらとろ火にする
沸騰するとフタが浮き上がり吹きこぼれ始めるので、とろ火に変えてください。さらに、フタが持ち上がらないように石などの重しを乗せましょう。とろ火でゆっくりと加熱することでお米の甘みを引き出す効果があります。
7.とろ火で10〜12分程度加熱し、パチパチと音が聞こえてきたら火を止める
とろ火を続けていると、パチパチという音と、お米と調味料が焼ける香ばしい匂いがかすかにしはじめますので、これを合図に火を止めましょう。
8.フタをしたままタオルで包みひっくり返して10〜15分ほど蒸らす
火を止めた直後はお米の表面に多くの水分があり、蒸らすとその水分が内部へ浸透。ひっくり返すことで、底に溜まった水分も全体にしみいり、芯がないふっくらとしたご飯になります。タオルで包むのは保温効果があるからです。
9.フタを開けてさっくりと混ぜて完成
フタを開けたらさっくりと混ぜます。こうすることで水分のばらつきがなくなるのと、余分な水分が蒸発し、一粒一粒がつやつやとした仕上がりになります。最後まで気を抜かないことがおいしいご飯を炊くコツです。
固形燃料での炊き方
固形燃料を使えば半自動で炊飯できます。工程はほとんどバーナーを使うやり方と一緒ですが、火をつけたら放置します。ほったらかしなので、炊飯中に他の作業に集中できるので固形燃料炊飯はおすすめです。
〈道具〉
・メスティン(トランギア社製の通常サイズ)
・固形燃料:燃焼時間約20〜25分
・ポケットストーブ
・風防
・バーナーパット ※なくても可
〈材料〉
・お米:1合(180cc)
・具材:メスティンの6分目に収まる量まで
・水:具材の汁や調味料と合わせて200〜220ml
※リベット(メスティン内側の2つの丸ぽち)の真ん中あたりまでの水量が大体の目安です。リベットの位置はメスティンによっても異なるので、可能であれば水量を測りましょう。
固形燃料の火は風であおられやすく、うまくメスティンを加熱できないことがあります。風防を用意して火を安定させましょう。固形燃料は20〜25分燃焼のものが丁度いいです。
1.お米を研いで水を切る
お米を研いでしっかりと水気を切ります。無洗米の場合は研ぐ必要はありません。ただし、肌ヌカがない分、同じ1合でも精白米より米の量が多くなるので、分量の水は1合あたり、大さじ1杯の水を追加してください。
2.30〜90分吸水させる
分量外の水にお米を漬けて30〜90分ほど吸水させましょう。こうすることで芯のないふっくらつやつやな仕上がりになります。お米の吸水スピードは水温が高ければ早くなり、低いと遅くなるので、季節に応じて以下を目安に吸水時間をとってください。吸水が進むとお米が白っぽくなります。
〈吸水時間の目安〉
夏:30分程度
冬:60~90分程度
春・秋:45分程度
3.具材、水、調味料をメスティンに入れる
一度水を捨て水気を切った米の上に、具材、水、調味料を入れます。調味料に含まれる塩分が米の浸水を妨げるので、炊き込みご飯の場合米の浸水後に調味料を入れます。水分の量は、調味料や具材に含まれる汁も合わせて200〜220mlが目安です。調味料を入れたら味が均一になるよう全体を軽く混ぜましょう。
4.フタをして固形燃料に火をつける
固形燃料に火をつけたらあとは放置です。火が消えるまでそのままにしましょう。最初は勢いよく燃え、徐々に火が弱くなっていく工程が炊飯の火力にぴったりなので放置で問題ないのです。できればバーナーパットを使って全体に熱がいきわたるようにしましょう。もちろん、バーナーパットなしでも炊飯可能です。
5.火が消えてから10〜15分ほどさらに放置
火が消えてからさらに放置してください。その間に水分がお米の内部へ浸透します。自動炊飯ではなくなりますが、タオルを巻いてひっくり返して放置したほうが水分が全体に浸透し、おいしく仕上がります。
6.フタを開けてさっくりと混ぜて完成
フタを開けたらさっくりと混ぜます。固形燃料の火を当てっぱなしでも、火加減が丁度いいので、焦げることなくおいしい炊き込みご飯が炊けます。