
女子ソロキャンパーちょもかさんが語る、冬でもあったか快適・車中泊のススメ【教えて!みんなのソトレシピ#19】
キャンプの先輩たちにおすすめのギアやレシピを教えてもらう「教えて!みんなのソトレシピ」。第19回目は、深緑色の軽バン「ダイハツ ハイゼットカーゴ」で車中泊を満喫する様子をSNSや動画で発信しているちょもか(chomocamp)さんです!
1年中楽しくバンライフを送るちょもかさんに、車中泊のヒントから、最もハードルが高いと思われがちな冬を乗り切るためのおすすめアイテムまで、いろいろと聞いてみました。
YouTubeチャンネル「ソトレシピTV」では、茨城在住のちょもかさんが「IBARAKI CAMP AUTUMN FESTA 2021」でレシピ&愛車を紹介してくれている動画をアップしています。ちょもかさんファン&茨城近隣の方は、ぜひこちらもチェックしてみてください!
▶︎前編「車中泊女子・ちょもかさんに、愛用ソロキャンプギアとシェラどんぶり&お釜ヘッドのキャンプ飯を見せてもらった」
▶︎後編「【冬のバンライフ】中古38万円で購入したダイハツ ハイゼットカーゴをカスタム!◯◯◯を搭載したちょもかさんの車中泊をのぞいてみた」
CONTENTS目次
1.38万円のダイハツ ハイゼットカーゴでバンライフをスタートしたちょもかさん
ちょもかさんの相棒は、38万円で購入した中古の「ダイハツ ハイゼットカーゴ」です。後部がフルフラットになる車を探していたところ、前オーナーさんが塗装した深緑色に一目惚れして購入を決めたそう。ネパールとインド好きというところから、ちょもかさんのYouTubeでおなじみ「ナマステ」の挨拶と同じく、愛車の名前も「ナマステ号」に。
「ハイゼットカーゴの魅力はまずフルフラット。それから、鉄がむき出しの部分が多く、クリップやライト、カーテンなんかも付けやすいです。女性は一人でテントに寝ることに不安のある人も多いかもしれませんが、日中は外でたくさん遊び、夜になったらカギをかけて安心して眠れるのが車中泊のよいところだと思います」
2.車中泊で快適に過ごす5つのヒント
車中泊でさまざまな場所へ旅にでているちょもかさん。日々快適に過ごすために工夫を凝らしています。車中泊をしている人、これからしたいと思っている人の参考になるようなポイントを教えてもらいました。
収納家具編
お母様がDIYで作ってくれた棚を、ずれないように強力マグネットで車体にしっかり固定。車内を自宅の部屋のような雰囲気にしてくれているアイテムです。運転の揺れで棚に入れた荷物が飛び出さないよう、ホームセンターで購入したゴムをつたわせる工夫もすぐに真似したいアイデアですね。
調理編
棚に並ぶのは車内でも使える調理ギア。ちょもかさんにとっての3種の神器は左から、
- JPN アウトドア炊飯器・タケルくん
- HAC ちょこっと家電 おひとり様グリル鍋
- JPN アウトドア炊飯器・ワクヨさん
「アウトドア炊飯器・タケルくん」に、オプションの「多機能蒸器・ムスヨ婆さん」を合わせると、肉まんを蒸したり、お米を炊きながら総菜を温めたりといったこともできる優れものだそうです。
「食事後は匂いが気になるので、「シャープ プラズマクラスター」を使って換気をしています」
電力編
愛車「ナマステ号」で長期にわたって旅行することも多いため、ポータブル電源の充電が不足することもしばしば。「そんなときは、ソーラーパネルJackery/SolarSaga60を使って、旅先で日中おでかけしたり、遊んだりしている間に、車の屋根に乗せて充電しています」
就寝編
ちょもかさんの使っているリクライニングチェアはあっという間にベッドに変身!広げると、ちょうど頭の部分が枕のようになるところも気に入っているそうです。
普段は座椅子として使えるので、場所を取りません。位置取りも計算されていて、こたつに入りながらいろんなものに手が届く距離感なんです。
窓編
普段は簡易的なカーテンで済ませることも多いそうですが、ご自身で作ったプラスチック製のダンボールを窓にはめることも。「そのまま貼れば真っ暗になって朝までぐっすり眠れますし、夏だと虫が入ってこないように網戸をつけています。小窓にはパソコン用のファンをつけて、調理したときの煙や匂いを外に出す換気扇の効果が。磁石で簡単に取り外せるようになっていて、裏返して付けると今度は扇風機としても使えます」。まさかパソコン用のファンがこんなふうに使えるとは!思ってもみなかったアイデアですね。
3.冬本番・特別編!寒い時期にあったら心強いアイテム3選
すっかり冬仕様に変わったちょもかさんの愛車「ナマステ号」に潜入!寒い時期のバンライフ欠かせないアイテムを教えてもらいました。
YAMAZEN/こたつ
60×60cmの一人用こたつは、車にも積み込める大きさ。以前自宅で使っていたものを持ち込んだところ、ぴったり収まったのだそう。もともとはシンプルなこたつですが、「PENDLTONのOVERSIZE JACQUARD TOWELS」をかけることで一気に明るい印象に!
電気毛布
こたつの中で寝袋と電気毛布を使うことで、さらに温かな空間を作りだしているそうです。実はこれは2021年の進化バージョン!昨年は、ポータブル電源の容量が足りなかったために、湯たんぽで暖を取っていたのだとか。
湯たんぽ
とてもシンプルな火にかけるタイプの湯たんぽを2個、こたつの中に入れて使用。車中泊・初心者でまだポータブル電源までそろえていない人は、ちょもかさん同様、まずは湯たんぽを使ってみるのもありですね!
4.ちょもかさんのテント周りのこだわりギア8選
ちょもかさんは、車内も外も両方楽しむ派!日中はお気に入りのテントを展開して、焚き火をしたり、料理を楽しんだりしているそうです。そんなテント時間に欠かせないアイテムを紹介してもらいました。
ポーランド軍 ポンチョテント
無骨でカッコいいからという、シンプルな理由で選んだテントはポーランドの軍用品。「広げてオープンに使用することもできますし、もちろん閉じて使うことも。専用の穴が開いているので冬は中に薪ストーブを入れてパンなんかを焼いています」
DOD タキビチェア
テントとのバランスを意識して、友人に譲ってもらったというDODのタキビチェア。この椅子に座って、ゆったり焚き火をするスタイルにずっと憧れていたのだとか。他のギアともマッチしています。
GOAL ZERO ライトハウス マイクロ
テントから下げているのは、大人気GOAL ZEROのライト。「今まで大きいのを使っていたんですが、これは明るいのにとてもコンパクト!底面のUSBコネクタから充電できるのもよいです。友達の手作りのシェードを合わせています」
ダイソー 折り畳みラック
風景にしっかり溶け込む木製ラックは、なんとダイソーの商品。「地べたに置くより2段のほうが取り出しやすいし、かっこいい。見せる収納として、まな板をかけたり、上段にはコーヒーセットを置いたりして使っています」
The Good&Coffee Dripoper BOOK じぶんで淹れるコ-ヒ-ライフ
折り畳み式のドリッパーは、東京の人気コーヒーショップ「ONIBUS COFFEE(オニバス コーヒー)」の板尾篤史さん監修ムック本「The Good&Coffee Dripoper BOOK」の付録で付いてきたもの。板尾篤史さんは、ちょもかさんの先輩にあたる方で、話を聞いてすぐさま購入したのだとか。
SOTO レギュレーターストーブ ST-310
「デザインが好き」という、お気に入りのシングルバーナー。ガス缶のカラーが浮かないよう、100均のペットボトルホルダーを使っているのもナイスアイデアですね!
リーズナブルな100均アイテムをうまく取り入れているちょもかさん。お皿も、調味料バッグも100円ショップのものだそうです。
調味料は、以前プラスチックケースに入れていたものをバッグに変更。チャックでしっかり閉じれるので、持ち運びの際にこぼれることがないのはいいですね。
Brindle camp キャンピングナイフ
調味料を入れたバッグには、歴40年の職人が手掛けた切れ味抜群のナイフが入っています。どちらも料理に欠かせないものですから、一緒にしておくことでカバンの中で迷子になることがなさそうです。
Wolf&Grizzly ファイヤーセーフ
「すごくコンパクトになるんです!」と感動気味におすすめしてくれた焚き火台。薄い黒いケースに、本体はもちろん、火吹き棒など関連グッズもまとめて入れられます。しかも、組み立ても片付けもあっという間!高さのない焚き火台なので、まるで直火をやっているような気持ちになれるんだそうです。
焚き火台が気持ちよくケースに収まる様子や一つひとつの詳しいギア紹介は、ソトレシピTV「車中泊女子・ちょもかさんに、愛用ソロキャンプギアとシェラどんぶり&お釜ヘッドのキャンプ飯を見せてもらった」でご覧になれます。
5.ちょもかさんおすすめ調理ギア「シェラどんぶり」を使ったソトレシピ
ちょもかさんに普段愛用しているシェラどんぶり&お釜ヘッド(ソトレシピプロダクツ)を使用したレシピを教えてもらいました。茨城県在住のちょもかさんにちなんで、国内生産の約9割を占める茨城を代表する食材“干し芋”が主役になった炊き込みご飯です。
シェラどんぶりにぴったりハマる専用のフタ「お釜ヘッド」で、ちょもかさんが気に入っているのは、その香り。国産ヒノキをぜいたくに使っているため、料理中もヒノキ特有の心落ち着く香りに癒されるのだとか。
干しいもとキノコの茨城炊き込みご飯
<道具>
シェラどんぶり
お釜ヘッド
<材料>
米(無洗米)・・・1合
和風顆粒だし・・・大さじ1/2
しょうゆ・・・小さじ1
酒・・・小さじ1
みりん・・・小さじ1
水・・・180ml
干しいも・・・30g
しめじ・・・30g
<作り方>
1.お米が浸る量の水(分量外)に米を入れ、15〜30分程度浸水する。(一度水を捨てるので水の分量は問わない。)
2.干しいも、しめじをひと口大に切る。
3.シェラどんぶりに水を切ったお米、しょうゆ、酒、みりん、和風顆粒だしを入れ、水を入れる。
4.沸騰するまで強火にかけ、沸騰したらとろ火にし、お釜ヘッドでフタをして、約15分炊く。
5.炊き上がったらタオルなどを巻いて10分保温したら、完成。
▶︎レシピページはこちら
<ポイント>
シェラどんぶりに材料を入れて炊き、蒸らすだけの簡単調理! ズボラキャンパーにも安心な料理です。干しいもの甘味が全体に行き渡り、一度食べたら箸が止まらなくなります。蒸らし時間が短いとお米の芯が残るので、できるだけ長めに蒸らしたほうがいいでしょう。
レシピを動画でご覧になりたい方は「車中泊女子・ちょもかさんに、愛用ソロキャンプギアとシェラどんぶり&お釜ヘッドのキャンプ飯を見せてもらった」をご確認ください。
6.ちょもかさんのアイデアで年中、車中泊を楽しもう!
車中泊だったとしても「さすがに寒い時期は厳しそう…」という予想を良い意味で裏切ってくれたちょもかさん。冬支度のアイテムはどれも近くのホームセンターやインターネットで手に入りそうなものばかりですから、サクッとそろえて冬の車中泊デビューをしてみてはいかがですか?
冬の車中泊を楽しめるようになれば、1年中アウトドアを満喫でき、遊び方・楽しみ方の幅も広がりそうです。年間通じて車中泊の旅を楽しむちょもかさんの活動を、ぜひ動画やSNSでチェックしてみてください。
「教えて!みんなのソトレシピ」第19回目はいかがでしたか?それでは次回の連載もお楽しみに!
▶︎ちょもかさんのインタビューを動画で見たい人は、ソトレシピTVの以下の動画にアクセス!
前編「車中泊女子・ちょもかさんに、愛用ソロキャンプギアとシェラどんぶり&お釜ヘッドのキャンプ飯を見せてもらった」
後編「【冬のバンライフ】中古38万円で購入したダイハツ ハイゼットカーゴをカスタム!◯◯◯を搭載したちょもかさんの車中泊をのぞいてみた」
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