国内外で活躍するギタリストFLOW・TAKEさんのミニマム・ソロキャンプギアとは【教えて！みんなのソトレシピ#28】

１．サウジアラビアから帰国したばかりのTAKEさんを直撃

お話を伺ったのは、3年ぶりの海外公演を無事に終えたタイミングでした！というのも、皆さんもご存知のとおり、TAKEさんの在籍する「FLOW」はこれまで20曲以上もアニメ主題歌を担当するアニソン界のレジェンド。日本アニメ人気が世界中で白熱する中、海外での音楽活動も必然的に多くなっているそうです。

先日帰国したばかりの中東・サウジアラビアも類にもれず日本アニメのファンが多い国。「FLOW」が主題歌を担当した『NARUTO-ナルト』以外にも、『進撃の巨人』、『鬼滅の刃』『呪術廻戦』といった最近のアニメまでみんな知っているほどの熱狂ぶりなのだとか！

そんなサウジアラビアで「FLOW」が招かれたのは、首都リヤドに次ぐ大都市ジェッダで開催された国民的イベント「Jedda Season 2022」。中東各国から総勢600万人が集まる大イベントで、会場に併設されたアニメのイベントエリア「Anime Village」には、アニメ作品とゆかりのあるアーティストが集結しました。

日中は気温が軽く40度を超えるので外出禁止。基本外に出られるのは夜のみで、リハーサルも深夜3時スタートだったそうです。お疲れ様でした。

ちなみに、舞台『ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」～うずまきナルト物語～』公演イメージソングとして発表された「FLOW」の「燈-TOMOSHIBI-」のミュージックビデオで使われている焚き火の映像は、TAKEさんがソロキャンプに行った際に自撮りしたものだそう！こちらも要チェックです！

２．キャンプを始めたきっかけがものすごく知りたい！

 
もともと山登りが好きだったという本格アウトドア好きのTAKEさんがキャンプを始めたきっかけは…

TAKEさん：6年前くらいに、尾根を伝って幾つもの山々を歩く「縦走」をするようになって。山でキャンプをして泊まるようになり、その延長で山の麓や川沿いでもするようになったのがきっかけです。自然の中で過ごす時間の豊かさにとても惹かれた一方で、山登りは結構しんどいもの。オートキャンプなら車で横付けすれば、自然の中ですぐにゆっくりできるのでハマっていきましたね。

３．愛車はまさかの…に、二輪！？

 
「教えて！みんなのソトレシピ」では自動車を紹介することが多いものの、TAKEさんが見せてくれたのは「MAKINO」のロードバイクです。

TAKEさん：コロナ禍で時間ができたので弱虫ペダルのアニメを一気見したところ、自転車にハマりまして。知り合いでロードバイクをやっている人が居ないかなと探していたら、ドラゴンボールZ』のオープニング曲「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を歌う影山ヒロノブさんが思い当たって。連絡を取ってみたら、MAKINOさんを紹介していただき、試乗にもいっしょに行き、当日に購入しました。

TAKEさん：最近はキャンプで山に入り、そのままヒルクライムするキャンプスタイルに結構ハマっています。長く・軽く・体に負担がかからない自転車は、本当にどこまでも行けそうな相棒です。

４．初公開！山で使えるプライベートギア12選

 TAKEさん：当初、山登りをしていたのもあって、いつも山で使っている軽量・軽装の『山で簡単に使えるギア』を持ってきました

GREGORY　バルトロ65

TAKEさんが1泊用に使っているリュックサックは、ハッとする赤が目を引くグレゴリーのもの。ここから普段リアルで愛用中のギアが続々と出てきます。

trangia　メスティン
C&C.P.H. EQUIPEMENT　メスティンWarmKeeper

メスティンは鍋として、フライパンとして、飯ごう炊飯用として、大小2個セットで持参。大きいサイズを持って行くのは、山でインスタントラーメンを作ることが多いから。インスタント麺を作るとなると、小さいほうでは少しサイズに不安があるそうです。

 
メスティン本体を包む袋もなかなかで、保温効果のある仕様。飯ごう炊飯したときに、蒸らすのに使えるのは便利ですね！

ソトレシピプロダクツ　シェラどんぶり

最近メスティンのラージサイズの代わりにTAKEさんが愛用しているのが「シェラどんぶり」。インスタントラーメンを作るのにちょうどよく、作ってそのまま食べられるところも気に入っているそうです。

▶︎シェラどんぶりの購入はこちら

trangia　アルコールバーナー

TAKEさんは、自然の音を楽しみながら静かに調理できるアルコールバーナーを利用しています。

8:48 vargo　チタニウム ヘキサゴンウッドストーブT-415 

コンパクトなのに、持ち運べるし、焚火台にもなるところが高評価の「vargo」のチタニウム ヘキサゴンウッドストーブT-415。後ほど、これとあれが運命的なシンデレラフィットを果たし、さらに使い勝手をよくします。

燕岳 燕山荘　マグカップ

北アルプスの入門編ともされる燕岳（つばくろだけ）にある燕山荘のオリジナルマグカップ。特定の場所だけでしか手に入らないものというだけで、なんだか愛おしく思えますよね。

アライテント　オニドーム２

TAKEさん：2人用のテントなんですが、1人で使うと広々使えるドーム型のテントです。何がいいって、ポールを入れると自立するところ。そのまま持ち運べるから、たとえばキャンプへ行って、もっと景色のいいところに移動したいなってときにすごくラク。入門編としても使えますし、ベテランの人が長く使っているところからも十分な強みのあるテントです。

とアライテントの魅力を語ってくれたTAKEさん。実はソトレシピ代表の千秋も愛用中で、山岳用・ソロ用のテント購入を考えている人にはオススメです。

SOTO　フィールドホッパー ST-630

「登山中のキャンプで、不安定の場所でも調理しやすい！」とTAKEさん絶賛のテーブルは、SOTOのフィールドホッパー。独自構造でパッと開くだけのワンアクションで、4本のスタンドが飛び出す仕様です。

ROOT CO.　PLAY HEX-SoLa ver.2

六角形の特徴を最大限発揮できるよう設計・デザインされた、オリジナルのLEDランタン。3枚のソーラーパネルと3枚のLEDパネルを上下に、側面にはハンドライト用LED、各種USB入出力ポートと操作ボタン、吊り下げ用金具をそれぞれ配置しています。吊るす・置く・引っ掛けるといったアウトドアによくあるシーンに合わせて使用可能。しかも、防塵防水機能も兼ね備えています！

TAKEさん：めちゃくちゃ明るく、光量を充分に担保できるので、すごい気に入っています。暖色系の明かりにもできますし、携帯の充電もできるので、翌朝困ることがありません。

SOTO　ポケトーチ スケルトンブラック・スケルトン

よくある100円ライターが1300℃の強力バーナーに変身する便利なギア。強火力なのに、ライターとして使うより使用時間も60%アップするそう。燃料が使い捨てライターなので、いつも燃料タンクが新しく、メンテナンスの手間がいらないところもいいですね。

太田昭彦著　山の神さま・仏さま

TAKEさんは「キャンプに必要なのは本」と話します。普段忙しく国内外を駆け巡るギタリストにとって、自然の中での読書は完全オフ時間を満喫できる至福のひとときなのでしょうね。

12個もの初公開のプライベートギアを動画で見たい方はこちらをご覧ください。

▶︎「【初公開】世界のギタリストFLOW・TAKEさんのプライベートキャンプギア12選！NARUTO、アニソンファンの皆様、お待たせしました！」

５．ドMまたは辛いもの好き必見の、辛・辛・辛レシピ

仲間内でも知れ渡っているほど辛いもの大好きのTAKEさんが紹介してくれるのは、旨辛レシピ。材料は、多くの激辛ファンから市民権を得ている韓国の袋麺「辛ラーメン」×「チョリソー」です。


ここでTAKEさんが我々ソトレシピ編集部も知らなかった事実を教えてくれました。それは…「シェラどんぶりが辛ラーメンの専用かと思うほどハマること」。辛ラーメンのインスタント麺が蓋になるのではと思えるほどぴったりです。それでは気持ちいいほどのシンデレラフィットの様子とともに、作り方も見ていきましょう。

＜道具＞
アルコールバーナー／trangia
チタニウム ヘキサゴンウッドストーブT-415／ vargo
シェラどんぶり＆お釜ヘッド／ソトレシピプロダクツ

＜材料＞（1人分）
辛ラーメン…１袋
チョリソー（調理済み）…1袋
香辛料…適量

＜作り方＞
① 水を入れて沸騰させる。
② 麵を入れる。

③ チョリソーを麺の上で温める。
④ 火薬・粉スープを入れる。

⑤ 完成！…ではなく、お好みで調味料を入れる。
ここで終わらないのが辛いもの好きのTAKEさん。ラーメンをさらに魅力的にしてくれる3種の調味料を用意してくれていました。

まずはお馴染みアウトドアスパイス ほりにしの辛口「ほりにしレッド」、そしてお次は長野県・善光寺の近くにある江戸時代から続く七味唐辛子店「八幡屋蟻吾郎」の七味、最後に天然とんこつラーメン専門店「一蘭」特製の辛味調味料「赤い秘伝の粉」です。味変更にこの調味料を使うことで「辛・辛ラーメン」が「辛・辛・辛ラーメン」においしく変化するそう。


3種の調味料の中で最恐なのは、TAKEさんの友人、ドラマーダッチくんがプレゼントしてくれた「八幡屋蟻吾郎」の七味。お店にある香辛料のうち、スコーピオン、ジョロキアなど世界的に辛い唐辛子を辛い順に7種、オリジナルブレンドしたもので、唐辛子の辛さを計る単位スコヴィル値：35,000を超えてくるモンスター級の代物です。


ちなみに、さりげなすぎて気付きにくいかもしれませんが、料理を作る過程にもう一つのシンデレラフィットが起きています。それが先ほどギア紹介にも登場したTAKEさん愛用の「アルコールバーナー／trangia」と「チタニウム ヘキサゴンウッドストーブT-415／ vargo」の組み合わせ。『vargo』の焚き火台が防風になり、安定した火力を保てるそうです。

こんな風にTAKEさんがついついシンデレラフィットに感動してしまうのは「できるだけギアをコンパクトに収納したい／スタッキングしたい」という気持ちの表れかもしれませんね。


徐々に赤く染まっていくどんぶりの様子を見たい方はぜひ動画もチェックしてみてください。

▶︎後編「【超激辛】辛ラーメンにスコヴィル値35,000超えの極激辛スパイスを投入！FLOW TAKEさんの激辛キャンプラーメンがヤバかった」

６．デビュー20周年イヤーに突入！

音楽活動では2022年7月2日に20周年を迎えた「FLOW」。アニバーサリーイヤーとして今後続々とイベントや記念企画が発表されていく見込みです。

TAKEさんからは「キャンプも音楽も皆さんと盛り上がっていける年になるといいな」というメッセージと、「ライブで汗をかいて、辛いものを食べて汗をかいて、温泉に入ってテントに帰る」といった激アツな過ごし方も提案してもらいました。

ちなみに、FLOW TAKEさんのSNSでは、バンド活動の様子のほか、辛いものをお供にしたキャンプ風景も度々紹介されています。先ほど紹介した「辛・辛・辛ラーメン」の虜になった方はぜひほかの旨辛レシピも試してみてはいかがでしょうか。食欲減退で夏バテしがちな猛暑にぴったりの旨辛いものが見つかるかもしれませんよ！

▶︎FLOW TAKEさんのTwitterはこちら！
▶︎ FLOW TAKEさんのInstagramはこちら！

「教えて！みんなのソトレシピ」第28回目はいかがでしたか？それでは次回の連載もお楽しみに！