初公開づくし!新・キャブヘイ山荘(仮)から私物ギア、画期的・そば作法まで諸々【教えて!みんなのソトレシピ#25】

初公開づくし!新・キャブヘイ山荘(仮)から私物ギア、画期的・そば作法まで諸々【教えて!みんなのソトレシピ#25】

2022.5.20

キャンプの先輩たちにおすすめのギアやレシピを教えてもらう「教えて!みんなのソトレシピ」。第25回目は、チャンネル登録者数120万人を突破!アウトドア系YouTuber:No.1の呼び声高いCabhey(キャブヘイ)さんです。
 
今回も登場はキャブヘイさんのトレードマーク、フルフェイスのヘルメット姿!お顔はうかがえませんが、その下から発せられる渋イイ声で、新・キャブヘイ山荘の現時点での全貌、メディア初露出のアイテム含む私物ギア、そしてキャンプ場でのベストな出雲そばの食べ方まで、いろいろと教えていただきました。
 
YouTubeチャンネル「ソトレシピTV」では、ずっと聞いていたい渋イイ声を生で聞ける動画を前編・後編で配信しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。
 
▶︎前編「新・キャブヘイ山荘(仮)に突撃!ガチで一緒に山を開拓したら、超画期的な○○を作ってしまった
▶︎後編「【初公開】キャブヘイさんのプライベートキャンプギア20選&島根名物をキャンプ飯にしてもらったら◯◯すぎてヤバい

ソトレシピではキャンプの達人にキャンプ料理にまつわるお話を連載で発信中です。ぜひチェックしてみてください。
▶︎「教えて!みんなのソトレシピ」の記事一覧はこちら

1.トークも、人気も、絶好調ノンストップのキャブヘイさん


キャブヘイさんは、冬でも、そして夏でも、常にフルヘルメットを装備。その理由は生まれたときに産婆を失神させ、立ち会ったオーディエンスまで魅了してしまうほどのハンサムぶりに母親が危惧し、ヘルメットを被せたのだとか。
 
見た目の魅力はなんとか隠せたものの、聞いている人を次々と魅了する軽快なトーク術、見ている人を引き込み、飽きさせない破天荒な動画企画など、にじみ出る内面の魅力にキャンパーからライダーまで男女問わず広範囲にファンを拡大中。チャンネル登録者数は右肩上がりです。

 

2.初取材!新・キャブヘイ山荘(仮)の“いま”が気になる


キャブヘイさんが新たに購入した山に突撃したところ、以前購入された山とは打って変わり、自然そのもの。こだわりは、重機はあまり使わずに開拓すること。

鉄製品さえも本当は入れたくないそう。そんな新・キャブヘイ山荘(仮)をご本人自ら案内してくれました。

 
最初に紹介するのは、その名も「丸太の橋」。
 

キャブヘイさんけっこうな人がここで足を踏み外していたので作業効率化のために製作。丸太を運んで軽く固定しただけですが、人が乗っても大丈夫。土を運んで何度も往復しても大丈夫。


 
続いては、早くも最大の見せ場が登場。

キャブヘイさんその名も入り口の坂。この先は何もないので、ここが見どころだと思ってください(笑)。綺麗に整地された道。そして横に置いた丸太が人の手が入っていることを演出してくれています。

 
キャンプ場の外観はキャブヘイさんの動画チャンネル「CABHEY RIDE ON!!」ではあまり映していない部分だそう。ソトレシピ限定の紹介です!


実際に登ってみると、勾配は思っていたよりキツメ。フルヘルメットで前方がほぼ見えないキャブヘイさんは数日前の雨によるぬかるみもあり、足を取られていました。
 

坂を昇りきって到着した場所こそが「一の原」始まりの大地。

ここにはキャブヘイさんが苦労して仕上げた、新・キャブヘイ山荘(仮)の全体MAPが記された岩があったのですが、こちらも先日の豪雨で、お墓のような姿に。


岩の横にはこの地で出土された謎の骨がたくさん。キャブヘイさんの予想ではシカかイノシシというこの骨を、ときにはシャベルとして穴を掘るのに活用しているそうです。
 

そしていよいよ未公開エリアへ!今でこそ立派な道ですが、Beforeと比べると雲泥の差。キャブヘイさんの努力の跡がうかがえます。

道の作り方としては、ただ枯れ葉をどかすだけでなく、さらにひたすら丸太でならす作業をしたそう。最終的には山の一番上までつなげる構想。

キャブヘイさんとりあえず道を創ってみる。全ての始まりは道から。


キャブヘイさん折角ならこの地形を活かしたくて…温泉にしようかなと。うまいこと水を貯めれば水風呂ぐらいは作れそうだから、横にイグルーサウナを置いて、熱くなったらそのままドボンみたいな。

と次の計画を教えてくれました。


開拓した道の最終地点の平地。次はここから上段の「二の原」につながる道に階段を作る予定だそうです。


「二の原」へ登るのが現時点で大変だったことから思い付きでロープを作る展開に。ロープはツルで代用。そこにあるものを最大限活かす手法、最高です!!行き来もだいぶスムーズになりました。
 

ちなみに一番驚いたのは「二の原」にあった人間8人くらいは収容できそうなサイズの檻。誰が何のために置いたのか、謎多きエリアです。

 
続く「三の原」には所有者の方が植えてくれた杉の木がたくさんありました。良い感じの薪もあり、このエリアをどう活かすかが目下の課題だそうです。
 

現時点での終着地点、「四の原」にはご神木としている三つ叉の木があります。

キャブヘイさんこの形状を活かしてやることはひとつ、そうツリーハウス!全体を見渡せる小屋を建てたい。そこからジップラインで丸太、ゴミ、人を運ぶのが理想。

と、まだまだ続きが気になる新・キャブヘイ山荘(仮)。

開拓しがいのある敷地が広がっているだけに、どんな風に変化していくのか…期待しかありません!!

3.祝・初お目見え。知りたかったキャブヘイさんの私物ギア15選


チャンネルで紹介していないプライベートなアイテムも初公開してくれるということで、テンション上がるギア紹介。今回は人とキャンプへ出かけるときの装いを持ってきてくれました。
 

FrostRiver ブッシュクラフトパック 732


まずはご覧のとおり、外から見てもぎゅうぎゅう詰めであることが丸わかりのリュック!

キャブヘイさん生地が厚くて、ギアを詰めまくる人向けのタフなリュック。と紹介してくれたのは、FrostRiverのブッシュクラフトパック 732です。


身の回りの自然素材を利用するブッシュクラフターなら必携の斧専用のポケットが外側中央部に付いています。そのリュックからキャブヘイさん愛用のギアが出てくる出てくる。

 

旧ソ連軍軍幕 グランドシート


リュックからはみ出し気味にベルトで固定してあったグランドシートは、旧ソ連軍の軍幕。

キャブヘイさんこれがタープになるときもあるし、2枚3枚と組み合わせるとテントにもなる。さらには袈裟風に着ることもできる。



そんな使い方考えもしなかった…1つ4役にも変化させてしまうキャブヘイさんはやっぱりすごいですね。
 

JBL CHARGE5


お次はある意味、キャブヘイさんのキャンプのマストアイテムとも言えるスピーカー。
最大の評価点は18時間もつところ。「音楽がないと気分が上がらない」というキャブヘイさんにぴったりだそう。

キャブヘイさん1泊のキャンプなら、かけっぱなしでも大丈夫。ただ俺の場合は、基本的に自分の山や人のいない野営地で使っているので、他のキャンプ場ではマネしないでください。

とのこと。
 

カリンシア Defence1

キャブヘイさん寝袋はこのくらいの時期だとこれ。見た目の良さで選びました。

と、ミリタリーな見た目がカッコいいシュラフは、EU27ケ国の軍隊やインドの山岳警備隊、世界の冒険家たちにまで愛されているブランド。末尾の数字で仕様が異なり、[1]は春から秋と、1年の3シーズン使える汎用性の高いもの、[4]は冬向け、[6]は極寒地帯で使われているそうです。
 

US ARMY パップテント


待ってました!動画でも1度も紹介されていない、初出し・初卸しアイテムはUS ARMYのパップテント。
 

キャブヘイさん木製のポールなので軽く、こんなかんじで連結して使用。ロープが麻紐と、どこまでいってもアナログな感じがいい。

とキャブヘイさんも好印象のようです。
 

YAEI クッカー750ml

キャブヘイさんフタがついているので鍋もできるし、取っ手があるのでコップにもなる。

と紹介してくれたコッヘルの元の色はシルバー。キャブヘイさんとの幾度にわたるキャンプを経て味のある一品に。真っ黒こげなのは、お気に入りでたくさん使われた証拠です。

 

EAGLE PRODUCTS キャンプファイヤーケトル


同じく愛用されまくりのヤカンの底部は銅仕様。熱伝導が良く、お湯がちょっとだけ早く沸くそうです。
 

LIGHT MT FIRE ファイヤーグリル


痺れるカッコイイポーズで紹介してくれたのは、使い方が全く想像つかない網のようなもの。
実は…木の棒を取り付けるギミックがあり、2枚の網の間に肉や魚、野菜などを挟み、棒の長さを利用し直火にかけて使用します。


たまに地面に刺して放置していたら、火が近すぎて木の棒が燃え尽きていることも。それでもキャブヘイさんは洗い物が面倒くさいので、魚や肉を焼くときは基本この網を利用しているそう。水場が近くにない場所へ出かけることの多い方はもちろん、サイズが16 x 14.99 x 2.54 cm&113.4 gと軽くコンパクトなのでフットワーク軽くキャンプに行きたい方にもいいですね。
 

Turk クラシックフライパン 18cm


キャンパー達に絶大な人気を誇るTurkのクラシックフライパンは18cmを愛用中。

キャブヘイさんハリーポッターのロン・ウィーズリーの家に置いてありそうな芋くさいかんじに惚れて購入。お気に入りすぎて、家でも使っています。

 

調味料ケース


調味料として持ち歩いてるのは、カレー粉、塩、砂糖、ブラックペッパー、クレイジーソルト、醤油、ソース…中を開けるとビビッドですが、生地はリュックの素材と合わせたそうで、一体感があります。
 

まな板


お皿として使いたいという思惑があって、変わった形の木材をまな板に利用しています。前菜からメインのお肉料理まで何にでも合いそうですが、キャブヘイさんがよく乗せているのはお寿司!キャンプは特別なイベントなので、プライベートではスーパーの寿司を食べるのを恒例にしているのだとか。そうしてその日の特別感を高めているそうです。
 

ハスクバーナ 手斧


動画でおなじみ、本来の用途よりハンマーとしてよく使われている斧はハスクバーナのもの。すべて高品質のスウェーデン鋼からクラフトマンにより手で鍛造されたもので、強靭性と鋭利さを併せ持つ斧です。
 
キャブヘイさんの動画の中でも

キャブヘイさん『薪を早く割る』というより『薪を割る』という行為の楽しさを最大化させることができるのがこの斧。もちろんペグを地面に打ち付けるのにも使えるので、ロマンを感じたい人はぜひ使ってみてください!

と、斧&ハンマーとしての優秀さ?も兼ね備えているアイテムです。
 

レイルロード ランタン


動画チャンネルの『1年間キャンプに行き続けた男のおすすめギア10選』の中でも紹介されているランタン。

キャブヘイさん明かりとしては微弱なものの、吐息で揺らめく様子やかすかな光が、おしゃれアイテムとしてあなたのキャンプをより風情のあるものにしてくれるでしょう。

と、ランタンの魅力を語ってくれています。
キャブヘイさんは虫が寄ってこなくなるアンバーグローブに変えて使用中です。
 

KA -BAR ナイフ BK2


リュックの小物ポケットに入っていたのは、これがないとキャンプが始まらないという愛用ナイフ。
めちゃくちゃ重くて太いものの、斧とナイフの役割を兼ね備える優れ物。ただし、細かい作業は苦手だそうです。
 

KELLAM ウルヴァリン


細い枝を切るなど、上のナイフの苦手な部分をカバーしてくれるのが、ひたすら美しいこちらのナイフ。登録者数が20万人か30万人を突破したときに自分へのお祝いとして購入したそう。
 
何かの節目のタイミングで思い切っていいギアを買うキャブヘイさんのものの揃え方が素敵。ギアを見る度に良い思い出が呼び起こされるのはいいですね。
 
 

ギア集めのコツは?

キャブヘイさん意識しているわけではないけれど気付いたら選ぶギアがカーキ色になっていき…。軍幕に手を出し、軍ものばっかりになってしまっている。沼です。最初何を買ったらいいか、わからない人もいるでしょう。言っても俺もミーハーだし、まだ沼に入ったばっかりですが、ものの歴史・ストーリーそういったものを含めて愛せるキャンパーになってください。

 

4.キャンプ場あるあるの問題も解決!これから流行る?キャンプ飯


今回はなかば強引にシェラどんぶり&お釜ヘッドの使用を依頼。出身地である島根名物「釜揚げそば」を作ってもらいました。
 

キャブヘイ的キャンプ飯 出雲の「釜揚げそば」


島根県出雲地方を代表する名物「出雲そば」。その製法から栄養価と香りが高く、普通のそばと比較して色がやや黒っぽいおそばです。
 
しかしながら、キャンプ場での麺料理には「茹で汁をどこに捨てるか」問題が付きまとい、敬遠されがち…。その永遠の問題をズバッと解決してくれたキャブヘイさんのそばレシピを紹介します。
 
<道具>
シェラどんぶり
お釜ヘッド
バーナー
 
<材料>(1人前)
出雲そば…1人前
水・・・適量
出汁・・・適量
ねぎ・・・適量
海苔・・・適量
かつお節・・・適量
 
<作り方>
スープにする量だけの湯を温める。
出雲そばをパッケージの記載時間どおりに茹でる。
薬味を用意する(上記のほか、天ぷらやもみじおろしなどお好みでOK)
麺が茹で上がれば完成!
 
<食べ方>
そのまま薬味も出汁もなしでいただく。
味の薄い順に薬味を追加(今回であればかつお節、海苔、ネギ)
最後に出汁を投入していただく。
 
茹で汁を捨てないこの方法であれば、茹で汁問題が簡単に解消!キャンプにうってつけの食べ方です。またこの食べ方であれば徐々に味が濃くなるため、一口目の「おいしい!」を何度も何度も味わえます。
 

キャブヘイさん誰が何と言おうと俺が流行らせる!とキャブヘイさんも意気込んでいるので、いずれこの食べ方がキャンプ場のスタンダードになるかも!?

 

5.まだまだこんなもんじゃない、語り尽くせないキャブヘイさんの魅力


キャブヘイさんのYouTubeチャンネル「CABHEY RIDE ON!!」では、チャンネル登録数10万人突破記念の盾でステーキを焼いたり、最低限の道具だけでキャンプをしてみたり、日本一急な坂道を「原付」で登ってみたり…。とにかく気になる企画が多く、連続再生が止まりません。
 
キャブヘイさんに憧れて、ソロキャンプ・デビューしたという方も多いほど、キャンプの面白さを伝えているインパクトの動画ばかり。また今回登場した新・キャブヘイ山荘(仮)の開拓の様子も別角度からご覧になれ、ハマること間違いなしです!
 
▶︎キャブヘイさんのYouTubeチャンネル「CABHEY RIDE ON!!」はこちら
 
キャブヘイさんの魅力は何といっても、疾走感のあるトークと、ずっと聞いていたい重低音の心地よい声。キャブヘイさんを味わい尽くすためにも、ぜひ動画もチェックしてみてください。
▶︎前編「新・キャブヘイ山荘(仮)に突撃!ガチで一緒に山を開拓したら、超画期的な○○を作ってしまった
▶︎後編「【初公開】キャブヘイさんのプライベートキャンプギア20選&島根名物をキャンプ飯にしてもらったら◯◯すぎてヤバい
 
2021年5月には「準備はリュック1つ!日本一身軽なキャブヘイのソロキャンプ」を出版。YouTubeチャンネルで紹介しているような、バイクやキャンプのノウハウをわかりやすく伝えてくれていて、さらにキャブヘイさん沼にハマってしまう1冊です。今回の動画や記事でファンになった方もぜひ見てみてください。
 
「教えて!みんなのソトレシピ」第25回目はいかがでしたか?それでは次回の連載もお楽しみに!

WRITER PROFILEライタープロフィール

ソトレシピ編集部
キャンプ料理と日々向き合いながら、レシピやお役たち情報を発信しています。ぜひ、みなさまのキャンプの参考にしてください。

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