【素材別】キャンプで人気のフライパン25選!特徴や選び方も解説
2.キャンプで使うフライパンの4つの選び方
キャンプ向きのフライパンは、素材や形状など、さまざまで、どれを買おうか迷ってしまう人が多いです。そこで、ここではキャンプ用のフライパンを選ぶときの4つのポイントを紹介します。
使用シーンで選ぶ
■ソロキャンプの場合
ソロキャンプでは小さめのフライパンで十分使えます。サイズの目安は直径が150〜200mm程度。目玉焼きがひとつ焼けるくらいのサイズのフライパンで、コンパクトに調理するのもソロキャンプの醍醐味です。
■ファミリーキャンプの場合
ファミリーキャンプの場合、料理の規模も家族の分だけ大きくなります。ソロキャンプと反対に、大きめのフライパンを選びましょう。サイズは、22〜26cmがファミリー向けと言われています。
■登山キャンプの場合
荷物を少なくして、身軽にしたい登山キャンプでは、アルミ・チタンといった軽量素材のフライパンがおすすめ。取っ手を折りたためたり、着脱できるタイプだと収納もしやすく、荷物をコンパクトにできます。
■焚き火で使う場合
焚き火はフライパンがすごく高温に熱されるため耐久性が重要です。シンプルな鉄製のフライパンは問題ないのでおすすめです。ハンドルはプラスチックや木だと燃えてしまうので注意。
■サブフライパンとして
メインで大きめなフライパンを既にお持ちなら、サブのフライパンとして、18〜20cmサイズのコンパクトなものをそろえるのもいいでしょう。
素材で選ぶ
■鉄
鉄製のフライパンは耐久性に優れ、熱伝導率や保温性が高いのが特徴。高温調理や焚き火調理も問題ありません。一方で、重いのが弱点。持ち運びにあまり影響しないオートキャンプなどの利用がいいでしょう。
■アルミ
アルミ製のフライパンは軽くて、熱伝導率が非常に高いのが特徴。アルミの熱伝導率は、鉄の約3倍と言われています。ただし、焦げ付きやすいです。また、耐久性が弱く高温で熱すると変形してしまうフライパンも。フッ素加工など、弱点を防止する加工が施されたアイテムがおすすめです。
■チタン
チタン製のフライパンの特徴は、軽くて耐久性があり、錆びにくいところ。熱伝導率は低くいですが、逆に熱が逃げにくいので、保温能力は高めです。とはいえ、軽量と丈夫というのが最大のメリットなので、チタン製のフライパンは登山で多く使われています。
■ステンレス
ステンレス製のフライパンは、丈夫で錆びにくいのが特徴。チタンより耐久性は劣りますが、その分価格が安い傾向があります。過度な耐久性がいらない場合は、ステンレスで十分です。
加工で選ぶ
フライパンのコーティング加工には、フッ素加工(テフロン加工)、チタン・コート、セラミック加工さまざまあります。
コーティング加工されたフライパンのメリットは、焦げ付きづらく、手入れの手間が減るという点。ただ、コーティングが痛むので、強火で料理できないというデメリットもあります。
コーティングによって性質が異なり、例えば耐熱温度が、フッ素加工は約280度、セラミック加工は約400度と差があります。
3.耐久性抜群!鉄のフライパン10選
鉄フライパンの良さは、なんといってもその耐久性。一生ものの相棒として使えるものが多いです。焚き火調理も問題なくできるので、キャンプで最もおすすめしたいフライパンの素材です。今回はキャンパーに人気の鉄製フライパンを10種紹介します。
ターク クラシックフライパン
出典:ザッカワークス
職人によって1枚の鉄板より打ち出されたこだわりの鍛造フライパン。継ぎ目がない一体型なので、持ち手が取れづらく「100年使えるフライパン」などと言われています。サイズは直径18・20・22・24・26・28・32・36cmで展開しています。
ターク プレスパン
出典:ザッカワークス
同じターク社のクラシックフライパンとは違い、機械生産のモデルです。取っ手部分は溶接仕様で、全体に網目模様のデザインが施してあります。浅型や深型、持ち手の形状違いやサイズ違いなど展開も豊富。クラシックフライパンより安価で手に入るのが魅力です。
ペトロマックス シュミーデアイゼンフライパン
出典:STAR CORP
ドイツ語で「鍛えられた鉄」という意味のシュミーデアイゼンシリーズ。表面の網目状の溝が油や肉汁を流れやすくして、料理の焦げ付きを緩和してくれます。サイズは直径 20・24・28・32cmの4サイズ展開。焚き火でガシガシ使える耐久性のあるフライパンです。
ロッジ シーズンスチール スキレット
出典:ロッジ
スキレットで有名なロッジが展開する、鉄と炭素の合金であるカーボンスチール製のフライパン。スキレットなどで使われる鋳鉄より軽量で、熱伝導率が高いのが特徴。サイズは直径約20・26・30cmの3種展開です。
ブッシュクラフト たき火フライパン
出典:サバイバルJ
ハンドル部分に木をはめて使うフライパン。ハンドルがない分、収納しやすくなります。現地調達した木で使うスタイルは、アウトドア感やオシャレ感があり人気です。木の長さによって焚き火から距離をとれるなど、使い方はアイデア次第。出荷時に焼き入れ済みで、シーズニングなしで、すぐに使用可能です。
ハイランダー 焚き火フライパン
出典:Amazon
ハイランダーと藤田金属のブランド「FRYING PAN STORY」のコラボアイテム。表面にハードテンパー加工を施しているため、使いはじめに焼き入れが不要。サイズは13・16・26cmの3展開です。ハンドルが短いと感じる方には別売りの専用ハンドルカバーが用意されています。
キャプテンスタッグ ファイバーライン スキレット 30cm
出典:キャプテンスタッグ
表面に繊維状の凹凸があるファイバーライン加工が施されています。食材とフライパンとの接点がランダムになり、焦げ付きづらいのが特徴。焚き火でも使用可能な堅牢性も兼ね備え、キャンプでも調理しやすいので、初心者におすすめの1本です。
ユニフレーム ちびパン
出典:ユニフレーム
ソロキャンプにぴったりのサイズ感の小型フライパン。携行しやすく可愛らしいフォルムが人気です。アヒージョなどちょっとした一品を作りたいときに重宝します。「ちびパン リッド」「ちびパン シリコンハンドル」など、別売りのカスタムアイテムも豊富。
タキビズム フライパンディッシュ
出典:アンプラージュインターナショナル
●小のサイズ:直径 約16~16.5cm
●中のサイズ:直径 約22.5~23cm
フライパンとお皿を合体させたようなアイテム。小と中の2サイズ展開です。別売りの「タキビズム ディッシュハンドル」を使うとフライパンとして使えます。調理後はハンドルを外して、そのままお皿に。
極SONS COCOpanモーニング
出典:Amazon
COCO (株式会社ここ)と、国産の鉄フライパンメーカー「リバーライト社」のコラボレーションによって誕生した極シリーズのひとつ。取っ手(別売り)が取りはずせてコンパクトにできるほか、お皿としても使えます。キャンプだけでなく自宅でも使いやすいのが嬉しい仕様です。サイズは21・23・26cm展開。
4.携行性抜群!アルミのフライパン5選
出典:スケーター
アルミ製のフライパンは軽量で携行しやすいのが特徴。キャンプだけでなく、登山にもおすすめです。熱伝導効率が非常に高く、短時間で調理できるのもメリット。ただし、耐久性はやや低く、食材が焦げ付きやすい傾向です。
キャプテンスタッグ ふっ素樹脂加工 ミニフライパン 16cm
出典:キャプテンスタッグ
サイズは小さめで、ハンドルを折りたためるので、コンパクトに携行できます。アルミの弱点である焦げやすさも、内側にふっ素樹脂塗膜加工を施すことで解消。ワンバーナーとも相性がいいので、ソロキャンプや登山におすすめ。
エバニュー アルミフライパンラウンド#18
出典:Amazon
折りたためるハンドルでコンパクトかつ軽量に持ち運び可能。深めに設計されているので、フライパンとしてだけでなく、鍋としても使える汎用性のある形が魅力です。底部の曲線は炒めものをしやすくしてくれます。
ユニフレーム 山フライパン17cm深型
出典:Amazon
ユニフレームによる、山シリーズの「山フライパン」深型タイプ。アルミ製なので重さ約205gと軽く、深さ約6.5cmなので汁物調理にも最適。フッ素加工が施されていて、手入れがラクなのもポイント。
スケーター 【アウトドア】アルミフライパン(17cm) MARVEL/マーベル ロゴ
出典:Skater
「MARVEL」ロゴが可愛いアルミフライパン。樹脂製のハンドルは熱くなりづらく扱いやすいです。赤色もワンポイントになってオシャレ。容量は900mlと十分なサイズ感です。
トランギア ミニフライパン
出典:イワタニ・プリムス
●サイズ:約直径142×20mm
●加工:内側ノンスティック加工
別売りの取り外せるハンドルと一緒に使えるミニフライパンです。食材が焦げ付きづらいノンスティック加工が施されています。お皿としても使いやすいサイズ感が便利。