【メスティンとは】下準備、使い方、裏技、お手入れまで完全ガイド

【メスティンとは】下準備、使い方、裏技、お手入れまで完全ガイド

2021.11.13

よく耳にするメスティンってどんなアイテム?と気になっている方が多いのではないでしょうか。メスティンとはお米を炊くための箱型の飯ごうです。最近では多くのキャンパーがメスティンを愛用しています。
 
皆に愛されるひとつの理由はその多様性。アルミ製のシンプルな作りながら、炊飯だけでなく、焼く、煮る、蒸すなど、さまざまな調理ができるんです。巷では万能クッカーなんて呼ばれることも。メスティンを使って数年経つ筆者も、日々使い方の広がりを感じています。
 
そこでこの記事ではメスティンに関して改めて、

  • 概要
  • 下準備
  • 6つの料理方法とレシピ
  • 4つの裏技
  • お手入れ方法
  • オプションパーツ
  • よくある質問

を解説します。
 
読み終えていただければ、メスティンの下準備や使い方、裏技など網羅的に理解し、初心者でもメスティンを使いこなせるようになると思います。ぜひ参考にしてください。

1.メスティンはいろんなメーカーから発売されている


メスティンとはアルミ製の箱型の飯ごうです。もともとはご飯を炊くための調理器具として発売されましたが、炊飯にとどまらず煮たり焼いたりとさまざまな調理に使える万能クッカーとして注目を集めています。

元祖はトランギア社の商品


メスティンの代表的なメーカーはノルウェーに本社を置くトランギア社。メスティンメーカーの元祖といわれています。日本ではイワタニ・プリムス株式会社が正規の代理店として国内に販売。取手とグロメット部分にトランギアの刻印があるのが特徴です。通常サイズとラージの2サイズ展開しています。
 
■メスティン

出典:イワタニ・プリムス
●サイズ:約17×9.5×6.2cm
●重量:約150g
●容量:約750ml
●炊けるご飯の量:約1.8合
 
■ラージメスティン レッドハンドル

出典:イワタニ・プリムス
●サイズ:約20.7×13.5×7cm
●重量:約270g 
●容量:約1350ml
●炊けるご飯の量:約3.5合
 
それぞれのサイズともに、取手が黒と赤の2種展開しています。

メーカーごとの違いは加工やサイズなど

その他にもさまざまなメーカーから発売されています。ダイソーから安価なメスティンが販売され一時期話題になりました。どの商品も見た目は似ていますが以下のような違いがあります。
 
・バリ取り加工の有無:縁の突起やギザギザを滑らかに削ってあるか
・アルマイト加工の有無:アルミの酸化や焦げつき防止効果がある加工の有無
・サイズ:製品によってサイズが異なり炊飯可能の量が違います
・価格:500〜3,500円程度
 
〈メスティン商品例〉 
■Trangia(トランギア)

出典:イワタニ・プリムス
●商品名:メスティンTR-210
●サイズ:約17×9.5×6.2cm
●推奨炊飯量:約1.8合
●容量:約750ml
●アルマイト加工: なし
●バリ取り:なし
●価格相場:1,600円(税抜)

〈こんな人におすすめ〉
アルミ無垢の状態で出荷されるので、バリ取りやシーズニングを自身で行います。無骨なギア好きにおすすめ。
 
■MiliCamp(ミリキャンプ)

出典:Amazon
●商品名:メスティン 飯盒 MR-250 Pro メモリ付き
●サイズ:約16.5x9.5x6.5cm
●推奨炊飯量:約2合
●容量:約800ml
●アルマイト加工:あり
●バリ取り:済
●価格相場:1,500〜2,500円程度

〈こんな人におすすめ〉
バリ取り済みでアルマイト加工あり、さらに炊飯の水の量がわかりやすいメモリが刻印されているモデル。初心者キャンパーにおすすめ。
 
■山善キャンパーズコレクション

出典:Amazon
●商品名:メスティン MESS-1
●サイズ:約17×9.5×6cm
●推奨炊飯量:約1.8合
●容量:約850ml
●アルマイト加工: なし
●バリ取り:済
●価格:1,800円程度

〈こんな人におすすめ〉
バリ取りの手間はなく容量も多め。2合炊飯もできなくはないモデル。ブランドに特にこだわりがない方におすすめ。
 
 ■ダイソー

●商品名:メスティン(ハンドル付き)
●サイズ:約14.5×7.7×5cm
●推奨炊飯量:約1合
●容量:約500ml
●アルマイト加工: あり
●バリ取り:済
●価格相場:500円(税抜)

〈こんな人におすすめ〉
低価格ながら、アルマイト加工とバリ取り済み。やや小さめですが1合炊飯可能。コスパ重視や2台目メスティンにおすすめ。
 
中には炊飯の水の量がわかるメモリが刻印されている製品もあります。バリ取りがされていない商品は、手や口を傷つける可能性があるので、自身で削った方が安全です。また、アルマイト加工されていないメスティンの場合、自身でシーズニングを行うことをおすすめします。

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ソトレシピ編集部
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