国内外のギアを抜群のセンスでセレクト。キャンプ好きが高じてビジネスもスタート!tomotechさん編【教えて!みんなのソトレシピ#9】

国内外のギアを抜群のセンスでセレクト。キャンプ好きが高じてビジネスもスタート!tomotechさん編【教えて!みんなのソトレシピ#9】

2021.4.8

キャンプの先輩たちにおすすめのギアやレシピを教えてもらう「教えて!みんなのソトレシピ」。第9回目は、ギアセレクトのセンスが抜群で、キャンプ好きが集えるカフェも経営されているtomotech(@tomotech54)さんにお話を伺いました!


 今回ソトレシピを教えていただいた、tomotechさん


“5年前にファミリーではじめたキャンプ。その魅力に魅せられ、 2019年にキャンプ好きが集えるカフェ『TARPtoTARP』を横浜にオープンしました。アウトドアを軸として、都会と自然を行き来するライフスタイルを楽しんでいます。”というtomotechさん。普段は仲間とのキャンプやソロキャンプ、ファミリーキャンプなどさまざまなシーンでのキャンプを楽しんでいらっしゃるそうで、なんと平均で月に3~4回はキャンプに出掛けているんだそう!

tomotechさんのインスタグラムで目を引くのは、オシャレでありながら機能性やコスパもしっかりと吟味されて集められた国内外のキャンプギアの精鋭たち。どのようにギアを選ばれているのか気になりますね!また、キャンプ好きが高じて、キャンプ好きが集えるカフェをオープンしてしまったという軒並み外れた行動力もお持ちのtomotechさん。カフェのお話や、ライフスタイルのお話などもたっぷりと伺いました。
 
早速お話を聞いていきましょう!
 

tomotechさんのキャンプスタイルを一言で教えてください。


“機能的、シンプル、自然に調和する色味、この3つをキーワードに、すっきりとして居心地のいいサイト作りを心がけています。道具は、日常でも使えるものをキャンプに持ち出してみる、そんな実験も楽しんでいます。”

さまざまなブランドのアイテムが混在しているにもかかわらず全体に統一感があり、機能的なのに遊び心も感じられて美しいtomotechさんのサイト。自分の中でしっかりとしたテーマがあるからこそだったんですね!色味やシンプルさ、などのテーマを決めてギアを選んでみるとすっきりとまとまったサイトになりそうです。

tomotechさんがキャンプにハマったきっかけはなんですか?


“車をSUVのランドローバー『ディスカバリー4』に乗り換えたことがきっかけでキャンプを始めました。下の娘が2歳になり、そろそろアウトドアをしたいなと思っていたタイミングでもありました。”

自身も幼いころにキャンプの経験があり、もともとお子さんにも同じ経験をさせたいと考えていたのだそう!本格的にキャンプをするようになったのは、頼もしい愛車を手に入れたことがきっかけだったんですね。

キャンプ向けの車選びのポイントは?


“自分の場合は高規格サイトよりは、どちらかというと自然に近いロケーションに行くことが多く、冬場は雪中キャンプを楽しむので、四駆*2であることが大前提となっています。キャンプを始めるきっかけとなったランドローバーの『ディスカバリー4』に4年乗り、昨年末に新型『ディフェンダー』に乗り換えました。アルミモノコックボディによる高い剛性と、エアサスペンション*3の組み合わせによる悪路の走破性に加え、街でも快適な乗り味を楽しめるので、とても気に入っています。”

キャンプスタイルにより適した車は異なりますが、冬の雪中キャンプや雪道のあるサイトでのキャンプをする方は二輪駆動車(2WD)*1よりも雪道発進に強い四輪駆動車(4WD)*2がおすすめ。燃費が悪いというイメージのある四輪駆動車(4WD)ですが、近年はかなり燃費も改善されてきているので、ユーザーも増えてきているようですね!
 
*1二輪駆動:前輪か後輪どちらかの2つの車輪をエンジンからの動力で回す駆動方式で、日本で走っている多くの車に採用されている
*2四輪駆動:前輪も後輪も回る駆動方式で、雪道や山道などの悪路の走行に強い特徴がある。
*3エアサスペンション:空気のバネ(サスペンション)で車体の高低を調整し、走行中の衝撃(道路上の凸凹など)を和らげる車専用の装着部品

一番好きなキャンプ場は?


“五光牧場オートキャンプ場(長野県南佐久郡)です。広大な敷地の中に、林間、湖畔、草原など、趣の異なるさまざまなロケーションがあり、毎回違ったキャンプの楽しみ方ができます。天気がいいと、八ヶ岳も望むことができる、素晴らしいキャンプ場です。”

標高1300m八ヶ岳のふもとに広がる五光牧場オートキャンプ場は、ほとんど地形をくずしていないありのままの自然の中、区画のないフリーサイトでのびのびとキャンプを楽しむことができます。しかも、晴れた日には雄大な八ヶ岳を望めるほか、夜には満点の星空を見ることができるんだそう!キャンプ場利用者は無料で入浴施設を利用できるのもうれしいですね(現在はコロナウィルスの影響で利用不可となっています)。予約制のため、利用の際はホームページから予約を忘れずに。

五光牧場オートキャンプ場

tomotechさんのお気に入りキャンプギア3選!

tomotechさんお気に入りのギアを3つ教えていただきました!

① モジュラーテーブルシステム(hxo design japan)


“台湾のブランド『hxo design(エイチエックスオーデザイン)』の、ウッドとステンレスの組み合わせが美しいテーブル。テーブルを2台使用する際に、間にSnowpeak社製のバーナーを設置できるバーやLEDライトを吊るせるポール、BBQグリルセットなど、アクセサリも豊富で拡張性が高い。収納するとコンパクトになるので、車の積載にも優しいのもうれしいです。”


台湾のガレージブランド『hxo design(エイチエックスオーデザイン)』から発売されているモジュラーテーブルシステム*4は、複数のテーブルを連結することができ、その間にバーナーやスタンドなどさまざまなアクセサリを取り付けることができる画期的な折り畳み式テーブル!2019年に発売され、その機能性とスタイリッシュな見た目から人気を集めています。バーナーや炭火料理用のオプションパーツを設置すれば、大勢で料理をしながらテーブルを囲むことができ、ファミリーキャンプやグループキャンプにもぴったりです。
 
*4 モジュラーシステム:規格化された構成要素を連結したり組み合わせたりできるシステム
 

② ECO KITCHEN CLEANER(Green Motion)


“使い終わったシェラカップや鍋、鉄板などに吹きかけてキッチンペーパーで拭き取るだけで、油汚れと匂いが綺麗に落ちるクリーナー。洗浄成分が100%天然由来なので水洗いの必要もなく、水場まで遠いキャンプ場や、水の冷たい冬のキャンプではとても助っています。”
 
こちらはキャンプでの洗い物に重宝する、吹きかけると油汚れを分解してくれるクリーナー。100%植物由来原料で、98%以上は水でできているので環境や体にやさしく、洗い流さずふき取るだけで後片付けが完了してしまう優れもの。tomotechさんのお店『TARPtoTARP』とコラボした詰め替え用オリジナルボトルも発売されているそうで、とても素敵ですね!
 

③ ポータブルチタンストーブ Lサイズ(Seek Outside)



“重たい、メンテナンスが大変、といった、薪ストーブに抱いていたイメージを払拭してくれた革新的な薪ストーブ。チタン製でとても丈夫で、煙突や本体も全て折り畳んでコンパクトに収納できる。総重量はわずか1.4kg。燃焼効率も非常によく、厳冬期のキャンプでも快適に過ごせる最高のストーブです。”
 
アメリカのアウトドアブランド『seek outside(シークアウトサイド)』から発売されているこちらは、煙突や本体をすべて分解して持ち運ぶことができる携帯性抜群な薪ストーブ。非常に軽量なので組み立てや持ち運びも楽ちんです。高級チタンで作られているため耐久性が高く、長年の使用でも劣化しづらい名品です。
 

たくさんのギアをお持ちだと思いますが、ご自宅ではどのように収納・保管されていますか?


“ギア単体で持ち運ぶことを避けるため、全てコンテナに収納するようにしています。また、「キッチン周り」、「寝具」、「コーヒー器具類」など、なるべく用途ごとにコンテナを分けて、必要なときにすぐに取り出せるようにも心がけています。以前は家の一室をキャンプ道具専用部屋にしていましたが、家族からの反対もあり(笑)、自宅近くにトランクルームを借りました。それ以来、自宅にはキャンプ道具を置かないようになりました。”
 
用途ごとにまとめてコンテナに収納することで何がどこにあるかすぐ分かり、出し入れしやすくするのがポイントとのこと。これまでにご紹介した先輩キャンパーさんたちもそのような方法で収納されている方が多かったので、やはりコンテナ支持派が多い様子!ギアが増えてくると自宅のスペースだけでは収まらず、家族の視線が……というのもよく聞く話ですよね。トランクルームを借りてしまうのもひとつの手なのかもしれません。

ギアはどのように探されていますか?また選ぶ際に大事にしているポイントはなんですか?


“基本的にはネット上で探します。最近はほとんど海外のサイトから買っています。選ぶ際は、キャンプギアのカテゴリーに拘らず、"キャンプにも使える”という視点で探しています。”

海外のサイトをよくチェックしているというtomotechさん。最近お気に入りのサイトはREIBackcountryなんだとか!ぜひ参考にしてみてくださいね。
 

キャンプに出掛けられないときに日常生活の中でキャンプやアウトドアを感じるためにしていることなどがあれば教えてください!


“『TARPtoTARP』にいらっしゃるお客さんのほとんどがキャンパーさんなので、皆さんとお店でキャンプの会話をして楽しんでいます。自分が行けないときなどは特に、お客さんのキャンプのお話を聞いてキャンプロスを紛らわせています(笑)。”
 
コロナウィルスの影響などもありなかなかキャンプに出掛けられないという人も多いのではないでしょうか。キャンプ好きの仲間たちとキャンプ談義で盛り上がると少しキャンプロスが紛れるかもしれませんね!

tomotechさんのおすすめソトレシピ2選!

お待たせいたしました!tomotechさんがおすすめするソトレシピを2つ教えていただきました!
 

おすすめソトレシピ① 焚き火ステーキガーリックライス


“焚き火の火で作ることができるので、ワイルドな雰囲気を楽しみながらスタミナも取れて、ビジュアルも食欲をそそります。”
 
■材料(1人分)
リブロースステーキ 1枚
ご飯 200g
にんにくスライス 適量
バター 適量
パセリ 適量
 
■作り方
①ご飯をニンニクスライス、バター、パセリで炒める。
②焚き火の上に鉄板を置いてリブロースステーキを焼き、カットして①の上にのせる。
 

おすすめソトレシピ② スープ焼きおにぎり


“少しの手間で簡単! 暖かいので寒い朝に最適です。”
 
■材料(1人分)
焼きおにぎり 1個
わかめスープの素 1袋
お湯 適量
 
■作り方
①コンビニなどで売っている焼きおにぎりを鉄板もしくは焼き網の上に置き、ストーブの上で温める。
②温まったらシェラカップに入れ、わかめスープの素をかけてお湯を注いでできあがり。
  

お気に入りの調理ギアはなんですか? 


“HALムスイ(ハルムスイ)製の『KING無水鍋20』です。水を使わず、野菜や肉を入れて蒸すだけで簡単においしい料理ができてしまうので、キャンプに重宝しています。アルミなので軽量、手入れも楽なのがうれしいです。”
 
無水鍋の老舗HALムスイ製の無水鍋がお気に入りとのこと! 材料を入れて火にかけるだけで素材の旨味を引き出して簡単においしい料理が作れてしまう無水鍋は、キャンプやアウトドアにぴったりです。 
 
さて、「教えて!みんなのソトレシピ」第9回目はいかがだったでしょうか?  
 
tomotechさんのインスタグラムでは数々のお宝ギアや素敵なサイトのお写真もたくさん上げられています。ぜひフォローしてみてくださいね。次回もお楽しみに!
 
関連リンク
tomotechさんインスタグラム 
『TARPtoTARP』インスタグラム

WRITER PROFILEライタープロフィール

ソトレシピ編集部
キャンプ料理と日々向き合いながら、レシピやお役たち情報を発信しています。ぜひ、みなさまのキャンプの参考にしてください。

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