スマート&シンプル、なのに野性的!少年心をくすぐるソロキャンプスタイルに注目のマツタクさん編【キニナル!ソロキャンプ飯 #4】
ソロキャンプを楽しむ先輩たちにソロキャンプのキャンプ飯レシピを教えてもらう、【キニナル!ソロキャンプ飯】。第4回目は、すっきりまとまった美しいキャンプサイトと簡単かつ“映える”キャンプ飯がインスタグラムを中心に注目を集めるマツタク(@matsu.camp)さんにお話を伺いました!
今回ソロキャンプ飯を教えていただいた、マツタクさん
Instagram:@matsu.camp
“「うまい!簡単!映える!」キャンプ飯がモットー。誰でも作れるお手軽簡単レシピを紹介しています!いつかキャンプ飯のレシピ本を出すのが夢。主なキャンプスタイルはソロ&ソログルキャン、各々が自由気ままに過ごせるのが醍醐味です。”というマツタクさん。
約3年ほど前からキャンプを始め、現在では週2回程度関西を中心にキャンプに出かけているんだそう。ソロキャンプは月に2~3回ほど行うソロキャンプ好きでもあります。
キャンプを始めたきっかけは、“自然の癒しを求めて山に登り、山頂で食べたカップラーメンのおいしさに感動。「もっと自然の中でご飯が食べたい!」と思ったこと。”だそうで、そこからアウトドア料理に開眼。キャンプ飯に対する熱意は人一倍で、キャンプ料理をインスタグラムにほぼ毎日投稿されています。2020年2月のアカウント開設から約1年でフォロワーはなんと7000人に到達!アウトドアメーカーの公式アンバサダーに任命されるなど着実に支持を伸ばしている注目のキャンパーさんの1人です!
さっそくお話を伺っていきましょう!
ソロキャンプの魅力はなんですか?
“とにかく全てが自由!ご飯も独り占めできる!マイペースな自分にはぴったりなスタイルです。”
ソロキャンパーさんが口をそろえるのが、“自由さ”!いつ、なにをするかすべて自分次第、という圧倒的な自由さが、ソロキャンプの最大の魅力のようです。自由気ままに過ごすのが好きな人にはもってこいですね。
ソロキャンプでのお気に入りの楽しみ方はなんですか?
“落ちている小枝で無心になって焚き火をしています。その火でお湯を沸かし、コーヒーを飲む時間がとても好きです。”
家族や仲間とキャンプに行くとなかなか無心で焚き火をするというのは難しいかもしれません。周りを気にせず焚き火をしながらぼーっとできるのもソロキャンプならではですよね。焚き火で入れたコーヒーがお供なんて贅沢ですね!
ソロキャンプのときに必ず持っていくアイテムを教えてください!
“FEUERHAND(フュアハンド)のランタン「ベイビースペシャル276 ジンク」です。静かで優しい灯火で、サイトの雰囲気は抜群に良くなります。デザインも大好きなフュアハンドランタンは僕のキャンプに欠かせないギアです!”
1902年にドイツで生まれた「FEUERHAND(フュアハンド)社」製の灯油ランタン「ベイビースペシャル276 ジンク」。炎が消えにくく、風雨や寒さに強いのが特徴です。お手入れの簡単さと、明るすぎないやわらかな明かりが根強い人気を誇り、100年以上にわたって世界中で愛されています。デザインもかっこいいのでサイトをおしゃれに演出してくれます!ソロキャンプの夜にランタンの炎を見つめて癒されたいですね。
一番好きなキャンプ場はどこですか?
“「杜(もり)のテラス」(大阪府豊能郡)です。木々に囲まれ、静かで満点の星を見ることのできる、非日常的な空間が魅力です。”
大阪府豊能郡にあるグランピング&キャンピング施設「杜(もり)のテラス」は、里山を利用した“大人のための”キャンプ場です。ここは、大人数やファミリーでのにぎやかなキャンプではなく、少人数で静かにキャンプを楽しめる場所をコンセプトにしています。ひとり時間に自分と向き合うソロキャンプにぴったりのキャンプ場です。
マツタクさんお気に入りキャンプギア3選
マツタクさんお気に入りのギアを3つ教えていただきました!
① ブッシュボックス LF(Bushcraft Essentials)
“小枝でも遊べる焚き火台。燃焼効率も良く小さいながらもしっかりと焚き火を楽しめます!ポケットに入る大きさと、ワンタッチ開閉も魅力的。”
Bushcraft Essentials(ブッシュクラフトエッセンシャルズ)から販売されている「ブッシュボックス」は、折りたたみ式の小型の焚き火台です。木材や炭などさまざまな燃料が使用でき、焚き火台としてだけでなく調理にも使うことができます。軽量で持ち運びやすくお手入れも楽なので、なるべく荷物を減らしたいソロキャンプで重宝するアイテムですね。サイズは3種類、素材もチタンとステンレスの2種類があるので、目的に応じて自分に合うものを選びましょう。
② ポーランド軍幕
“男の憧れ「自分だけの秘密基地」。それを感じられる軍幕は男心をくすぐります!アイデア次第でいろいろな張り方ができるのが面白い。使う度に愛着の湧くテントです。”
最近ソロキャンプ界隈でよく耳にする「軍幕(ぐんまく)」。そもそも軍幕とは、戦争中に軍隊で使用された1人用の布製のかこいのことで、最近ではその野性的な見た目と実用性からソロキャンプでのテントとしての愛用者が増えています。その名の通り幕なのでポールなどは付属しておらず、自分で木の枝などを利用して布を張ります。ドイツ軍、ロシア軍、アメリカ軍などさまざまなタイプがありますが、マツタクさんの愛用するポーランド軍幕は円錐形のポンチョ型で、設営もしやすく「自分だけの秘密基地」感がたまらないアイテムです。
③ 100円鉄板(seria)
“ソロキャンパーに最適なサイズの鉄板。ビール片手に、これで1人焼肉をするのが至福の時。100円とは思えないクオリティに加え、ブッシュボックスとの相性も抜群です!”
最近は100円ショップ各社からクオリティの高いアウトドア商品が続々と打ち出されていますが、「ミニ鉄板」も人気で売り切れ続出となった商品のひとつ。ソロキャンプにぴったりのサイズ感と、100円とは思えない十分な使い勝手がマツタクさんもお気に入りのポイントだそう!1つ目のお気に入りキャンプギアでご紹介したブッシュボックスとサイズの相性がぴったりだそうで、セットで愛用されているようです。
キャンプギアを選ぶ際に大事にしているポイントはなんですか?
“使わないと意味がないので、機能性と実用性が最優先!その中から自分好みのデザインを探します。”
マツタクさん流ギア選びのポイントはまず機能性と実用性だそう!“実際に使う”という観点が第一なんですね。その次に、デザインや見た目で選んでいくんだとか。よく利用するアウトドアショップは兵庫県尼崎市の「フラテッリイト(@fratelliit)」で、お気に入りのブランドはtrangia(トランギア)だそうです。参考にしてみてくださいね!
キャンプサイトを作る際のポイント・こだわりを教えてください。
“「余白の空間」を意識しています!快適さを保ちつつギアは最小限かつコンパクトにし、すっきりしたサイト作りを心掛けています。”
とにかくすっきりまとまっているのが印象的なマツタクさんのサイト。物は最小限かつコンパクトにすることを心掛けているそうです。ついついテントの周りに物をどんどん置いてしまいがちですが、物を置かない「余白の空間」づくりを意識してみたいですね。
お気に入りの調理ギアは何ですか?
“槙塚鉄工所(福嶋稔氏作)の「鉄シェラカップ」です。鉄素材ならではの調理のしやすさが料理好きにはたまりません!とくに、ソロで串かつをするときは抜群のサイズ感です。鉄なのに軽い点も嬉しい!”
鉄製のシェラカップは、まさにソロキャンプの相棒にふさわしい一品。火にもかけられるので、1人用のほとんどの料理ができてしまいそうですね。調理をしたあとそのままお皿にもなってしまうという点もうれしいですね。鉄製シェラカップは少し珍しいアイテムですが、ぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか。
香川県高松市木太町2693
鉄製シェラカップ 6600円(税込)
※工房内ショップのみでの販売となります。
マツタクさんおすすめキャンプ飯3選
お待たせいたしました。マツタクさんのオススメのソロキャンプ飯を3つ教えていただきました!
①マンガ肉
“子ども時代の憧れを実現!見た目も食べ応えも抜群!”
■材料(1人分)
鶏手羽元・・・2本
ゆで卵・・・2個
鶏ひき肉・・・80g
塩こしょう・・・少々
パン粉・・・20g
■作り方
① 鶏手羽元をカットして裏返す。
② ゆで卵をのせる。
③ 鶏ひき肉で②を包み、塩こしょうで味つけする。
④ ③にパン粉をまぶす。
⑤ ダッチオーブンで加熱して完成。
※ダッチオーブンの蓋の上に炭を置くとよりこんがり仕上がります!
②インスタント袋麺で油そば
“お好みの袋麺で自分好みの味にできる!パンチの効いた味が食欲をそそります。おすすめは塩系の袋麺!”
■材料(1人分)
インスタント袋麺・・・1袋(お好みのもの)
しょうゆ・・・適量
ごま油・・・適量
にんにく(チューブ)・・・適量
小口ねぎ・・・適量
のり・・・適量
卵黄・・・1個
■作り方
① インスタント袋麺を茹でる。
② インスタント袋麺の調味料としょうゆ、ごま油、にんにくを混ぜ合わせる。
③ 水気を切った麺に②の調味料をからめる。
④ 小口ねぎ、のり、卵黄をのせて完成。
③アスパラの豚巻き
“ホットサンドソロで簡単に作れ、とにかくビールが進みます!上下から熱が加わるため短時間で完成します。”
■材料(1人分)
アスパラガス・・・1本
豚バラ肉・・・2枚
岩塩・・・適量
ブラックペッパー・・・適量
■作り方
① アスパラガスを軽く茹で半分にカットする。
② 豚バラ肉をアスパラガスに巻く。
③ 岩塩とブラックペッパーで味つけする。
④ ホットサンドソロでサンドし加熱して完成。
マツタクさん、貴重なお話をどうもありがとうございました!マツタクさんのInstagram、twitter、Youtubeではキャンプの様子や簡単でおいしく“映える”キャンプ飯をたくさん配信されています。ぜひチェックしてみてくださいね!
次回の連載もお楽しみに!
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