ソロキャンプの道具をそろえ始めると欲しくなるのはタープですよね。ところが、いざ購入となるとさまざまな種類があって迷ってしまうものです。まずはどんな形状や特徴があるのか知ってから選びましょう。
この記事では
を掲載しています。
読み終えていただければ、ご自身のソロキャンプにぴったりなタープが見つかりますよ。
タープがあると居住空間が広くなるほか、雨にふられても行動しやすくなり、キャンプでの滞在が快適になります。ぜひ、参考にしてください。
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出典:DD Hammocks
タープはキャンプでの日差しや雨風を遮る、屋根のような役割を担ってくれるギアです。雨風をより凌ぎやすく、場合によっては簡易シェルターとしても使えるタープは、あるのとないのとでキャンプの快適さが大きく変わります。今回はそんなタープ選び方や形状別のおすすめモデルまで、詳しくご紹介していきましょう。
ソロキャンプ用のタープを選ぶにあたって注目したいのが、以下の5つのポイントです。
●形状
●携帯性
●素材
●耐水圧
●付属品
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
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タープは大きく、
の6つに分けられます。タープにもそれぞれ形状による特徴が違い、張り姿だけでなく利便性も変わってきます。自分が求めてるスタイルや、どんな風に過ごしたいのかを想像するだけでもグッとタープ選びが進みます。
<スクエアタープ(正方形)・レクタ(長方形)>
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四角形のスクエアタープ(正方形)やレクタタープ(長方形)は面積が広く、サイトの居住空間を拡張しやすいモデルです。日陰面積を多くとりやすいので、グループやファミリー利用でも活躍する形状です。ループベルトやグロメットが多めに搭載されている場合が多く、アレンジ性に長けているのも魅力です。
■メリット
・面積が広く居住空間を作りやすい
・角が少ない分ペグダウンやロープが少なくても設営しやすい
・風や日除けに使いやすい
■デメリット
・ヘキサタープに比べると視野が狭くなりやすい
・スタイリッシュにしづらい(張り方は工夫できる)
<ヘキサタープ(六角形)>
出典:Amazon
六角形(ヘキサゴン)のヘキサタープ。一辺一辺がカーブしたモデルが多く、張った際に視界が開けやすい形状です。角が多いので張り方のアレンジもしやすいです。軽量なモデルが多いので、持ち運びも◎。
■メリット
・張った際に視界を広くしやすい
・角が多く凝ったアレンジ張りがしやすい
・スタイリッシュな張り姿になる
■デメリット
・視界を広くしやすい分、視線や風除けは苦手
・角が多い分、ペグ打ちなど設営の手間が増える
<ペンタタープ(五角形)>
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五角形(ペンタゴン)のタープ。軽量でコンパクトなモデルが多く、ソロキャンプや軽量性を重視するバックパック、ツーリングでのキャンプで愛用者が多いモデルです。
■メリット
・軽量なモデルが多く持ち運びしやすい
・ポール1本など、張り方によっては設営が簡単
■デメリット
・日陰面積が小さく居住空間を広くしづらい
・複数人利用には面積が狭い商品が多い
<ウイングタープ(ひし形)>
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ひし形で鳥が羽ばたいているような張り姿のタープ。コンパクトで軽量のモデルが多いので、ペンタタープ同様に軽量性を重視するキャンパーに愛用されています。
■メリット
・開放感ある視界を作りやすい
・軽量でコンパクトになるモデルが多い
・スタイリッシュな張り姿
■デメリット
・日陰面積は小さいモデルが多い
・サイズにもよるが大人数には不向き
<ワンタッチタープ>
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名前の通りワンタッチで設営が完結するお手軽さが特徴。スクリーンタープのような形状が多く、ポールなしで自立する手軽さが魅力です。
■メリット
・簡単に設営できる
・ポールなど別売りアイテムが必要ないモデルが多い
■デメリット
・アレンジ張りには不向き
・フレームが多いので重いものが多い
<カーサイドタープ>
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自動車にドッキングするように設営するタイプのタープ。設営工程も手軽で、車中泊をする人におすすめ。
■メリット
・車中泊の居住スペースを広くできる
・手軽にキャンプができる
■デメリット
・タープを車に設置するため設営後の車移動が手間になることがある
出典:Fieldoor
出来るだけ荷物は小さく、持ち運びやすくしたい場合もありますよね。バックパックやツーリングなど持ち運べる荷物量がある程度決まっているキャンプをする場合は、出来るだけ収納サイズの小さいものを選びましょう。1kgほどの重量のものを選ぶと持ち運びが楽になりますよ。
出典:Fieldoor
ソロ用タープの素材はさまざまですが、大きく分けるとポリエステル系とコットン系、ポリコットン系の3つが展開されています。
<ポリエステル系>
火に弱く、焚き火の火の粉で穴が空きやすい反面で軽量かつ収納がコンパクトになるので、携帯性を優先したい人におすすめです。
<コットン系>
断熱性、難燃性に優れた素材。タープの下で焚き火をしたい人におすすめ。布感があり、おしゃれな雰囲気な張り姿も魅力。重くコンパクトにしづらい素材です。
<ポリコットン系>
コットンとポリエステルのいいとこどりをしたような素材です。TCと記載されることもあります。100%コットン素材のタープより堅牢性は劣りますが、費用が抑えられる傾向にあります。ポリコットン系でも難燃性があり焚き火もできるモデルは多くあります。
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タープは、日差し避けや雨風を凌ぐ屋根のような役割を果たします。そのため、急な雨にも対応できる1500mm以上の耐水圧を備えたタープを選んでおくと安心です。
さらにポリウレタンコーティングなどの加工が施されているものは、水の染み込みを予防してくれるので、タープを選ぶときはチェックしておきましょう。
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タープはモデルによって、ガイロープやタープポールと言った設営に必要なアイテムが付属していないものがあります。いざキャンプ場で設営をする時に、必要なものがないとキャンプが出来なくなってしまうこともあるので、タープを初めて購入する際は、付属品や設営に必要なタープポールのサイズを確認しておきましょう。
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タープの定番の形として、人気の高いのがヘキサタープ。おしゃれな雰囲気を演出してくれるスタイリッシュ張り姿やアレンジ性も豊富なのが特徴です。「おしゃれに決めたい」という方におすすめです!
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優れた遮光性で日差しをブロックすることで温度の上昇を抑え、涼しく過ごせる独自技術ダークルームテクノロジーを採用。強度の高いタープポールが2本付属するうえ、収納ケースにはコンパクト収納しやすいコンプレッションベルトがついて2万円を下回るハイコスパモデルです。
●使用時サイズ:約420×420×220(h)cm
●収納時サイズ:約17×44cm
●重量:約4.6kg
●素材:タープスキン/75Dポリエステルタフタ
●耐水圧:3000mm
出典:Amazon
落ち着いた配色によるスマートなデザインが特徴的なモデルで、生地には150Dポリエステルタフタを採用することで低価格ながらも優れた強度を実現。さらにUV-CUTコーティングが施されているうえ、別売りの専用ウォールを組み合わせて使うとシェルターとしても使えるのも魅力です。
●使用時サイズ:約350×180cm
●収納時サイズ:約40×15×15cm
●重量:約1.1kg
●素材:150Dポリエステルタフタ
●耐水圧:1800mm
出典:Amazon
8千円を切るリーズナブルな価格設定ながらも、耐水圧3500mmを可能にする耐水生地を採用して急な雨でも安心です。様々なテントに合わせやすいナチュラルなカラーを取り入れており、タープポールが付属しているのも嬉しいポイントです。
●使用時サイズ:約413×430×200cm
●重量:約3.1kg
●素材:ポリエステル
●耐水圧:3500mm
出典:Amazon
自転車やツーリングなどでのキャンプでも持ち運びやすいコンパクトな収納サイズで、重量は0.64kgと非常に軽量。1500mmの耐水圧だけでなく難燃加工を施し、焚き火の火の粉がついても燃え広がりにくい安心感を両立した形態性に優れる人気モデルです。
●サイズ:約338cm×280cm×165cm
●収納サイズ:約φ13×23cm
●重量:約0.64kg
●材質:75デニール ポリエステルタフタ
●耐水圧:1,500mm
出典:楽天
重量はわずか0.53kgと軽く、収納すると片手に収まるほどのコンパクトさを可能にした超軽量コンパクトタープです。シックなサイトやスマートなギアと相性の良いモノトーンカラーをラインナップとして揃え、同ブランドのテントとも相性抜群。
●サイズ:約320×290cm
●収納サイズ:約φ12×18cm
●重量:約0.53kg
●材質:40Dナイロンリップストップ
●耐水圧:2,000mm
出典:DD Hammocks
スクエア・レクタタープは居住空間が大きく過ごしやすいのが特徴。ここではソロキャンプにおすすめなモデルを4つ紹介します。
出典:Fieldoor
難燃性や遮光性に優れたTC素材を採用したモデルでありながらも、収納時にはバックパックに収まるほどのコンパクトさを実現しています。ループベルトが各側面に3つずつ、各角に1つずつの計16箇所に設けられていることから多彩なアレンジが楽しめるのも魅力的です。
●使用時サイズ:約280cm×280cm
●収納時サイズ:約18cm×28cm
●重量:約2.4kg
●素材:ポリエステル65%、コットン35%
●耐水圧:428mm
出典:CAPTAIN STAG
シルバーコーティング加工を施したポリエステルで2000mmの耐水圧に仕上げたタープ。コンパクトに持ち運べる収納性もさることながら、450gと優れた軽量性で移動手段を問わない便利さがポイントです。
●使用時サイズ:約290×180cm
●収納時サイズ:約20×10×10cm
●重量:約450g
●素材:ポリエステルリップストップ
●耐水圧:2000mm
出典:Amazon
合計19箇所にもなるベルトループによる多彩なアレンジを楽しむことができ、張り方次第でテントのように使うこともできます。バックパックにパッキングしやすい収納性も魅力的で、スクエアタープの中でも不動の人気を誇る利便性に優れるタープです。
●使用時サイズ:約3m×3m
●重量:約790g
●素材:190Tポリエステル
●耐水圧:3000mm
出典:Amazon
遮光性と難燃性に優れたTC素材が持つ生地の分厚さを克服し、ポリコットンの特徴はそのままに薄くて軽い携帯性を実現しています。従来のモデルに比べて引き裂き強度と抗張力を大幅に向上させつつ、自然に溶け込みながらもスマートな印象を受けるサンドベージュを採用している点も魅力的です。
●使用時サイズ:約285×300cm
●収納時サイズ:約58×24×6cm
●重量:約1.30kg
●素材:65/35 POLYCOTTON (ポリエステル65%+コットン35%)
●耐水圧:1300mm
出典:Amazon
ペンタ・ウイングタープはなによりも張り姿の美しさが魅力のタイプ。また、軽量で収納サイズも小さいモデルが多く、携帯性を重視したいキャンパー向けです。ここではソロキャンプにおすすめの4モデルを紹介します。
出典:Amazon
トレッキングポールやパドルでも設営が可能なワンポールタープで、女性でも簡単に設営することができます。独自の「遮光ピグメントPU加工」を用いて優れた遮光性を実現させ、日差しを大幅にブロック。タープ下の気温上昇を抑え、快適にキャンプを過ごせるペンタタープです。
●使用時サイズ:約400×320×150cm
●収納時サイズ:約32×9×20cm
●重量:約790g
●素材:75Dポリエステルタフタ
●耐水圧:1800mm
出典:Amazon
前方に向かって反るように伸びる様がムササビを思わせる特徴的ながらも美しい形状が最大の魅力。TC素材を使用しているため耐久性に優れており、ある程度の高さを保てばタープ下で焚き火も可能な同ブランドのロングセラーモデルです。
●使用時サイズ:約390×380・240cm
●重量:約2,150g
●素材:ポリコットン
出典:ogawa
持ち運びやすさに優れており、コンパクトな収納性とわずか560gと軽量性を両立。バックパックやツーリングでも荷物になりません。同ブランドのワンポールテント「グロッケ」に接続することで、ファミリーキャンプ時の前室としても使用できる汎用性の高さもポイントです。
●使用時サイズ:約300×300・190cm
●収納時サイズ:約33x15x12cm
●重量:約560g
●素材:75Dポリエステルリップストップ
●耐水圧:1800mm
出典:楽天
スタイリッシュなモノトーンカラーで設計されており、ロゴや補強部の黒が映えるおしゃれなデザインとなっています。150Dオックスフォードを採用した、その名の通り高い防水性で急な雨でも安心。さらに5千円以下と非常にお得な価格設定になっているのも魅力的です。
●使用時サイズ:約402×268cm
●収納時サイズ:約34.5×25.cm
●重量:約630g
●素材:150Dオックスフォード
出典:Amazon
ワンタッチタイプのタープは、その名の通りワンタッチで設営が完結する手軽さが魅力。タープポールを使わずに自立するので荷物が少なく済むのも特徴で、女性でも扱いやすいタイプです。ここではおすすめの4モデルを紹介します。
出典:楽天
傘のように開いて設営する独自の設計を取り入れ、これまでにないおしゃれな形状となっています。本体前方は幕がなく開放的にキャンプを楽しむことができ、サイドに設けられたメッシュパネルで風通しの良さも◎。収納時はスリムになるので持ち運びやすいのもポイントです。
●使用時サイズ:約344×144×122cm
●収納時サイズ:約123×15×12cm
●重量:約4kg
●素材:ポリエステル100%
出典:Amazon
スリムで他のモデルと大差ない収納サイズながらも、ワンタッチタープとしては大きめな使用サイズになっています。ソロキャンプでは小型テントを入れるカンガルースタイルとして使える、そのサイズ感でファミリーキャンプで活躍できる汎用性も魅力的。側面全てをメッシュにすることができるなど機能も◎です。
●使用時サイズ:約395cm×275cm×215cm
●収納時サイズ:約135×20cm×20cmcm
●重量:約9.8kg
●素材:150Dポリエステル
●耐水圧:1000mm
出典:Amazon
ワイドスクリーンタープよりも開放的で、ソロキャンプやデイキャンプにも扱いやすいワンタッチタープ 2.5m。側面の一つに設けられたフラップはフルクローズ・ハーフクローズ・フルオープンと、その日の気温や天候に応じて使い分けられることができます。
●使用時サイズ:約255×255×200cm
●収納時サイズ:約124×17×17cm
●重量:約5.6kg
●素材:ポリエステルオックスフォード
出典:Amazon
生地に150Dオックスフォードを取り入れたことで防水性を備えつつも、裏面はシルバーコーティングを施して優れたUVカット効果も両立しています。2段階の工程を踏んで設営する設計になっているので、一度に加える力が少なく済むようになっているのは女性でも扱いやすいですね。
●使用時サイズ:約240×240×185cm
●収納時サイズ:約110×20×16cm
●重量:約5.3kg
●素材:150Dオックスフォード
出典:Amazon
カーサイドタープは自動車にドッキングして使用するタイプのタープです。車に取り付けるだけなので非常に設営が手軽で、気軽にアウトドアを楽しめると今話題になっています。ここではソロキャンプにおすすめな4モデルを紹介します。
出典:Amazon
吸盤で取り付けることができるので手軽にドッキングすることができるうえ、車のリアハッチにも取り付け可能。フロントには大きなメッシュパネルを採用し、開閉することで換気を促しなから開放的に使用できます。
●使用時サイズ:約250×170×220cm
●収納時サイズ:約58x13x13cm
●重量:約2kg
●素材:ポリエステル
出典:Amazon
自動車の後ろだけでなく、サイドにも取り付けることができる対応力で荷物の出し入れもしやすくなっています。ベンチレーションやメッシュ窓といった換気を促す機能性や、タープポールを用いることでタープ単体のみで使用することもできる利便性の高さが魅力的です。
●使用時サイズ:約250×350cm
●収納時サイズ:約55×13×13cm
●重量:約2.2kg
●素材:ポリエステル
出典:Amazon
大型ミニバンでも使用出来る大きめなサイズ感でゆったりとした居住感が特徴で、テーブルやチェアを置いても快適に過ごせます。フロントと両サイドはメッシュパネル・全オープン・クローズとその時に応じた使い方ができるうえ、タープポールを使うと跳ね上げまで出来る使い勝手のいいモデルです。
●使用時サイズ:約320×250×210cm
●収納時サイズ:約63×15×15cm
●重量:約4.3kg
●素材:難燃性バルキーポリ、デビルブロックST
出典:Coleman
いかがだったでしょうか、今回はソロキャンプをより快適にしてくれるタープをご紹介しました。前室があるテントを使えば、タープが無くてもキャンプは出来るものの、あればキャンプの幅を大きく広げてくれます。ぜひ自分のスタイルに合ったタープを見つけて、今以上にキャンプを楽しみましょう。