「ダッチオーブンを使わずに本格的なパンを焼きたい!」【お願い!たけだバーベキュー #2】
お願い!たけだバーベキューの第2弾がやってきましたよ。前回の記事は参考になったでしょうか?
フタつきグリルの前に、植木鉢どこに売ってるんだよ!というクレームは受け付けておりません。笑
皆さまのアウトドアでのお悩みを、たけだなりにこれからも解決していきますので、無理難題でもどしどし送っていただけたらと思います!
そして、漫画グラップラー刃牙の柳龍光が鞭打を打つかの如く(みんな刃牙好きだよね?)、肩の力を抜き切った緩い気持ちで、この連載を読んでいただけたらと思います!
キャンプ料理のお悩みvol.2
「ダッチオーブンを使わずに本格的なパンを焼きたい」
そんな連載第2弾、早速お悩みが届いています。今回届いたお悩みは、
「ダッチオーブンを使わずに本格的なパンを焼きたい」
なるほどー。ダッチーブンがあると確かに蓋の上にも炭が置けるので本格的な美味しいパンが焼けるのは事実。
焦げ目がしっかりついて、なんなら家のオーブンで焼くよりおいしく焼けるんじゃないかというくらい。
ではそのお悩み、たけだが解決しましょう!
前回は植木鉢が登場しましたが、今回登場するのはこちら!
「一斗缶」アジャコングさんの愛用武器ですね! 今回はこの一斗缶を使います。名付けて「一斗缶オーブン」
またまたオーブン料理になってしまいましたが気にしません。
「一斗缶オーブン」の作り方
まずはオーブンの作り方から。一斗缶を缶切りを使って上部を開けていきます。
このとき、すべて切らずにフタ用に一辺だけ残しておきましょう。準備はほぼこれだけ! カスタムで温度計などを差し込んでもOK。
まずはパン生地からこねる
お次に、パンを作っていきましょう。こちらの行程は家で済ましてくるとラクですよ。
【材料】
・強力粉 200g
・ドライイースト 2g
・砂糖 大さじ1
・塩 一つまみ
・バター 10g
・ぬるま湯 100ml
まずはボウルに強力粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れ混ぜ合わせます。
ぬるま湯を入れて指でこねていきます。
形がまとまってきたら、バターを入れてさらにこねるのですが、冬場のバターはいかんせんカチカチなので、僕はアルミホイルに包んでズボンのポケットに入れてしまいます。
すると常温に戻されて生地になじみやすくなります。(※ポケットの中で漏れないようにね)
木の板の上で打ち粉をして、体重を乗せながら一気にこねていきます!
きれいなまん丸の生地にしたら、次は発酵に入ります。
ボウルにぬるま湯を入れて、その上にパン生地を乗せたボウルをのせます。
さらにラップをかけて生地を発酵させていきます。
寒い日はブランケットなどで巻いてあげると、保温性が高まって発酵が早くなりますよ。
約30分発酵させたら4等分にして、こねながら空気を抜いて丸く整形します。
そして先ほど同様、10分ほどぬるま湯ボウルの上で寝かせてあげます。
最後に、バットにバターを塗ってパン生地をのせれば準備完了です!
焼き上げ開始!
では先ほどの一斗缶オーブンに戻りましょう。発酵させている間に火起こしはしておいたので、炭の上に横向きに一斗缶を乗せ、中をある程度暖めます。
いよいよ焼くのですが、そのままバットを置いてしまうと底が焦げてしまいますので、キャンプ場で拾った石などを並べてバットの底上げをします。こうすると焦げずにいい感じに焼けるんです。
フタをして、上にも炭を乗せて、下からも上からも熱を入れてあげます。こうして焼くこと約20分……。
一斗缶でパン、焼けちゃいました
ふっくらとした本格的なパンが焼けました!
外はこんがりと、そして中はめっちゃもっちり! まぎれもなく本格派のパンです!
これは美味い。半分に切ってバーガーにするもよし、アヒージョを作ってオイルに浸して食べるのもよし。
一斗缶オーブン、ほかにもスキレットを入れて焼いたり、ローストビーフを焼いたりといろんな可能性を秘めています!
キャンプ場に行くときは中に荷物を詰めていくと省スペースにもなるので、一斗缶が手に入ったら一度チャレンジしてみるのも楽しいと思いますよ!
これにてお悩み解決! 美味しいパンを焼いてみてください! ナイスバーべ!