こんにちは!アウトドア好き保育士ライターの相原です。毎年恒例フジロックに行ってきました。息子氏1歳10ヶ月、豪雨にも負けずに楽しんできましたよ!
ソトレシピ読者の皆さんは、子どもと一緒にキャンプ料理していますか?普段あまりしない子でも、キャンプの炭火や焚き火など、いつもと違った環境でお手伝いスイッチが入る子もいますよね。
毎日の食事作りと違って、火が真ん中にあるキャンプは、「食事」や「食事作り」がより身近に感じられます。
とはいえ、何を手伝ってもらえばいいの?どんなレシピがいいの?と、コツをつかむまでは難しいですよね。
保育士目線で考えたお手伝いポイントと、ソトレシピの中からぴったりのレシピをご紹介します!
①準備:家でお手伝いでキャンプへのワクワクが高まる!少し難しい手順は家で。
キャンプ場での手間を減らすために、事前に家で準備をしていくキャンパーも多いはず。この準備が、実は一番お手伝いしやすいポイントです。
キャンプへのワクワクを高めてくれるだけでなく、安全面でもメリットが。
家での前日準備なら、包丁やコンロの火など、いつもの道具で普段通りにすることができます。反対に、キャンプ場で初めて包丁を使うなど、いつもより難しいことをするのは、環境が変わって集中しにくいため、あまりおすすめできません。
万が一チャレンジしてみたい!となったときには細心の注意をして全力でサポートをしてあげてくださいね。
②準備:食育のチャンス!買い物も一緒に楽しもう
キャンプ場近くの道の駅やスーパーなどで食材の買い出しをすることもありますよね。
各地での買い物は、いつもと違う食材や新鮮な地場野菜などとの出会いがたくさん。「こんな野菜が売ってるねー」「この地域はお魚がたくさん売ってるんだね!海が近いからかな?」「牧場が近いから、チーズが美味しいんじゃない?」など、話しながらの買い出しは、それ自体が食育になります。
③当日:水汲み、野菜洗いも立派なお手伝い。アウトドアなら水遊びになってもOK!
難しいものでなくても、「役に立った!」という自己効力感が高まるのがお手伝いです。ウォータージャグへの水汲みや野菜洗いなど、水場でのお手伝いは簡単な上に、外でなら水遊びになっても「まあいっか!」と大人も楽しめちゃいます。
④当日:混ぜるだけ、焼くだけ!ステップ1つで子どもと一緒にキャンプ料理
混ぜるだけ、割るだけ、切るだけ、焼くだけ、など、レシピの全部ではなく、ワンステップだけなら子どもも無理なくキャンプ料理を楽しめます。
どのポイントをお願いするか、事前に考えながらレシピを考えておくといいですよ!
⑤当日:キャンプ料理で焚き火と仲良くなろう!火の扱い方を学ぶチャンスに
いつものキッチンでどうしても体験できないのが、焚き火。焼きマシュマロや焼きソーセージなど、焚き火レシピを用意しておくと、子どもと火の距離がぐっと近くなります。
火の粉が跳んできたり、近づけすぎて焦げたり、そんな試行錯誤もキャンプ料理ならではの素晴らしい経験になります。
⑥後片付け:洗い物も一緒に。思い出をふり返ろう
キャンプ場で、帰宅してから、後片付けも一緒にしましょう。「何食べたかなー?作ったかなー?」と振り返りながら片付けると、子どもの頭の中が整理されて、キャンプで経験したことが記憶に定着します。
そしてよりキャンプ好きに……!?
子どもが楽しくお手伝いできるレシピを、数あるソトレシピからピックアップ!お手伝いポイントも一緒にご紹介します。
レシピはコチラ
キャンプのときに困るのが、子どもの主食。市販のパンを持っていく? 焼きおにぎり?キャンプ料理で手作りパンを作るというのもいいですね!
このレシピのすごいところは、混ぜて焼くだけ、短時間でできるということ。子どもと一緒にやるなら、ジップロックに入れて混ぜるステップ。手が汚れがちなキャンプ中も、安心してお手伝いしてもらえますよ。
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パプリカを切って焼いて、卵を割り入れるだけのパプリカエッグは、全行程を子どもができる簡単メニュー。
切る、割るの2つのステップは、子どもが大好きなお手伝いですよね。普段から包丁を使い慣れている子は切る工程から。割る工程は、フライパンでの火傷に注意しながら一緒にやってみてください。
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いつもと違うものを作るのもキャンプ料理の醍醐味!手作りソーセージにチャレンジしてみては?こちらは材料を混ぜて絞ってボイルするだけの簡単レシピ。
ビニール袋で揉み込むステップなら、1歳からでもお手伝いできます。ビニール袋から絞り出す作業も、子どもが楽しい工程です!
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前日準備しておいて、当日はサイダーをかける2段階レシピは、前日にキャンプ気分を高めるのにもってこいのレシピ。
混ぜてレンジでチンするだけなので、慣れたら子どもだけでも準備ができそうです。レシピ内のオレンジリキュールは抜いてくださいね!
当日「昨日のデザートの仕上げお願い」と一緒に来ているみんなの前で言われたら、子どもシェフの気分は大盛り上がりです。
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定番の焚き火レシピ、スモア。焚き火を使ったレシピの定番中の定番は、簡単にできて美味しい、子どもたちに大人気のメニュー。
火の粉にはもちろん、焚き火台の枠にも気をつけて。そして、食べ過ぎにはくれぐれも注意してくださいね!
テントを建てて、火を起こして、遊んで、遊んで、遊んで、眠る。それだけでも十分楽しいですが、そこにキャンプ料理を一緒にを加えると、いつものキャンプがより楽しく、刺激的になります。
レシピを考えるところから一緒にやれば、家族の一大プロジェクトに。もちろん、子どものやりたい気持ちが最優先なので、お手伝いも遊びの一つと捉えて、強制しないようにしましょう。
楽しく作る中で、子どもの学びにもつながっていく、キャンプ料理。年齢に合わせたお手伝いで、子どもと一緒にキャンプ料理を楽しみましょう!
保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰 早稲田大学国際教養学部卒業後、(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。 親子 × のあそび × 地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」を主宰。日常のお散歩から島旅、海遊び、雪遊びなど親子向けにアウトドアアクティビティを通じた原体験の場づくりを全国各地で作っている。 親子とアウトドアをテーマに、保育士としての専門的な知識を踏まえたライティング、イベントの企画運営など幅広く活動中。 キャンプ歴11年。屋外で音楽を聞きながら飲むビールが何よりも好き。1歳男児の母。只今第二子妊娠中。 のあそびっこプロジェクト FB:https://www.facebook.com/noasobicco/