【みんなのフェスレシピvol.1】令和生まれのキャンプフェス『FUJI&SUN '19』に潜入!

【みんなのフェスレシピvol.1】令和生まれのキャンプフェス『FUJI&SUN '19』に潜入!

2022.3.9

こんにちは! フェス歴15年のライターあつこです。今回からスタートする『みんなのフェスレシピ』シリーズは、会場内で料理が作れる各地のキャンプフェスにおじゃまして、来場者のみなさんの「ソトごはん」を覗かせていただくスナップ連載です。

第1弾は、5月11日・12日に静岡県富士市で開催された、WOWOWとinfusiondesignが企画制作する今年初登場のキャンプフェス『FUJI&SUN’19(フジアンドサンニセンジュウキュウ)』に潜入!

富士山が間近に望める絶好のロケーションで、みなさんはどんなキャンプ料理&フェス飯を楽しんでいたのでしょうか? フェスレポートとともにお届けします。

森の中でキャンプ料理を楽しめる「フォレストキャンプサイト」


会場は「富士山こどもの国」。車から駐車場に降り立つと、富士山が目の前にどーん! 我々が入った南エントランスには、5月ということでたくさんの鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。


©︎FUJI&SUN’19


会場内のキャンプエリアは7つ。そのうち6つで火器類を使った料理ができます。なかでも木々に囲まれた「フォレストキャンプサイトA・B」は、テント1張とタープ1張(リビングスペース)を設置できて、ゆったりとキャンプを楽しむのにぴったり。


キャンプ上級者が作る、簡単でおしゃれなキャンプ料理



緑に映えるCAPTAIN STAGの白いテントとタープで食事をしていたのは、幼い頃からキャンプによく出かけているという「まつかなさん(写真左下)」とその遊び仲間のみなさん。朝霧JAMなどのキャンプフェスが好きで、『FUJI&SUN』は芝生で寝転がりながら音楽を楽しめるところが気に入ったそう。

そんな彼女たちが作っていたキャンプ料理は、スキレットとワンバーナーを使った「カマンベールチーズフォンデュ」。見た目のおしゃれさもさることながら、チーズをアルミホイルに入れて洗いものを楽にしている点もお見事!

そのほか、ズワイガニの缶詰と野菜を、ごま油とめんつゆのドレッシングであえた「カニ缶サラダ」をはじめ、ホットサンドメーカーを持参して作ったホットサンド、フルーツなどがずらり。彩り豊かな食卓に食欲がそそられます。


キャンプ料理におすすめのグッズをまつかなさんにお聞きすると…「フライパンスキレットとホットサンドメーカーはいつも使っています。あと、もつ鍋用の鍋も軽くて便利。ふたはシリコンのものを代用しています。昨夜はホットサンドメーカーでミニ肉まんを焼いたり、トマト鍋をしたりしました」


キャンプ料理の魅力を「整っていない環境でいかに料理するかを考えるのが楽しい」と話してくれたまつかなさん。最後はみなさんと愉快なポーズでパチリ(笑)!

コンパクト&便利な料理グッズで、初めての子連れキャンプ



ガーランドやウィンドスピナーで可愛く飾りつけされたテントにいたのは、「野間良木さん」とそのご家族。キャンプ歴6年で、New Acoustic Campや頂などのキャンプフェスによく行くという野間さんですが、お子さんを連れてのキャンプは今回が初めて。1歳半の息子さんは、生まれて初めてのアウトドアに終始ゴキゲン!

残念ながらお食事タイムは終わってしまっていたのですが、きれいに整頓されたキッチンスペースにはこだわりのアイテムたちが。

愛用しているというUNIFLAMEのちびパンとsnow peakのワンバーナーでは、マッシュルーム・カニカマ・アスパラなどを入れたアヒージョや、目玉焼きとウィンナーの朝食をよく作るとか。レザーグローブブランド・CACAZANのハンドルカバーにセンスを感じます。

飲みものには、軽くて割れないグラスを使用。マグやシェラカップではなくグラスを使うことで、テンションがぐっと上がりますよね。コンパクトな料理ギアで身軽にキャンプを楽しむ野間さんファミリーのミニマルスタイル、子連れキャンプの参考になりそうです。


料理と一緒に「音楽」「映画」「スポーツ」が楽しめるキャンプフェス!


『FUJI&SUN』のユニークなポイントは、「音楽」「映画」「スポーツ」というWOWOWならではのコンテンツを大自然の中で楽しめるところ。フォレストキャンプサイトから少し歩くと、3つのライブステージやトークショーブース、シアターなどが点在しています。ご家族連れも多く、のんびりとした雰囲気が最高!

メイン会場にあるSUN STAGEでは、Chara、クラムボン、cero、『FUJI&SUN』のために結成された林立夫 special session with 矢野顕子 & Guestsなどがパフォーマンスを披露。

©︎FUJI&SUN’19

Chara/©︎FUJI&SUN’19

林立夫 special session with 矢野顕子 & Guests/©︎FUJI&SUN’19

小高い丘に設けられたMOON STAGEには、七尾旅人、MOROHA、田島貴男、Yogee New Wavesなどが登場しました。


七尾旅人/©︎FUJI&SUN’19

田島貴男/©︎FUJI&SUN’19

遊牧民テント内のパオシアターでは、『劇場版 チェブラーシカ』や『ノンフィクションW 高畑勲、「かぐや姫の物語」をつくる。』などを上映。ほかにも、LA SPORTIVA 監修によるミニクライミングウォールがあったり、アウトドア関連の展示ブースがあったりと盛りだくさん!



©︎FUJI&SUN’19

©︎FUJI&SUN’19

キャンプ料理とあわせて楽しみたい、フェスの醍醐味・フェス飯をチェック!


キャンプ料理とフェス飯をどちらも欲張れるキャンプフェスは、まさにソトごはんの聖地! ということで、フードブースの前でおいしそうなフェス飯を持った方々もキャッチしてきました。



■ゆうこさん&ひろみさん

キャンプフェス歴10年以上という女性2人組が手にしていたのは、チーズたっぷりのローストビーフ丼と、音符型のレモンが可愛いモヒート。富士市のバーが運営する『musica PIPS』さんのメニューです。フェスの感想を聞いてみると、「ロケーションも気候も気持ちいいフェス。日陰のテントスペースもあって過ごしやすい」とのこと。



■渡邉健文さん&美沙樹さん

ふもとっぱらキャンプ場などによく行くというおふたりは、『2-3-4 SHOKUDO』さんのドライグリーンカレーと、鶏ひき肉のガパオライスをオーダー。フレッシュなハーブやスパイスを使ったこだわりのメニューは、見た目も色鮮やかでおしゃれ。


■志津野雷さん&ご家族

移動式野外映画館『CINEMA CARAVAN』を主宰する写真家・志津野さんとそのご家族もキャッチ! 志津野さんが仲間と立ち上げた逗子の映画館『CINEMA AMIGO』には、以前わたしも取材でおじゃましたことがあったので、今日の偶然の出会いにびっくり。

「いつも国内外をキャラバンしているから、キャンプしながら生きているようなもの」と話してくれた志津野さんファミリーは、『asian Su-Ha』さんのメニューをチョイス。ルーロー飯、鶏肉フォー、ベトナムスイーツのタピオカ入りチェー。どれもおいしそう…。


撮影をしていたら、ソトレシピシェフとしてもおなじみの人気インスタグラマー・YURIEさんご夫婦に遭遇! Coleman × BEAUTY&YOUTH コラボレーション2019ブースのスタイリングをされたそう。「CASUAL ELEGANT」がテーマの今回は、アウトドアグッズでは斬新なホワイト&ダスティベージュカラーが目を引くラインナップです。


バラエティ豊かなソトごはんと、青空の下でフェスを楽しむみなさんの笑顔をお届けしてきましたが、いかがでしたか?

開放感バツグンのロケーションとゆったりとしたムード、そして今までのフェスになかったエンタメコンテンツが魅力の『FUJI&SUN』。キャンプビギナーの方や子連れキャンプをしてみたい方をはじめ、フェスに行き慣れた方にもおすすめしたいキャンプフェスです。来年の開催も楽しみに待ちたいですね!


YouTubeWOWOWofficial FUJI & SUN ’19/After Movie

<日程>2019年5月11日(土)、12日(日)
<会場>静岡県富士市桑崎1015 富士山こどもの国
<公式サイト>https://fjsn.jp

WRITER PROFILEライタープロフィール

三橋温子
札幌市出身。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒。人材サービス会社制作部での取材・ライティング経験を活かし、デザインもできるフリーライターとして2013年独立。アート、ファッション、カルチャー、ビジネスなど分野問わず執筆中。フェス&旅などソトアソビ好き。

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