【教えて!キャンプ料理】vol.1 「キャンプでごはんを作りたい! でも、まず何を揃えればいい?」

【教えて!キャンプ料理】vol.1 「キャンプでごはんを作りたい! でも、まず何を揃えればいい?」

2022.3.9


みなさん、はじめまして。アウトドアライターの山畑理絵です。キャンプ歴は、今年で10年目。周囲からは“ベテランキャンパー”に見られていますが、ここだけの話、キャンプ料理は人に任せっきりだった「食べ専女子」であります……。
世の中的にもキャンプがブームになって、キャンプ初心者であるまわりの友人にキャンプのコトを色々聞かれるものの、キャンプ料理に関してはまったくアドバイスができないという始末。「やばい、そろそろちゃんと学ばないと!!」ということで、さまざまなキャンプの達人のもとを訪ね、キャンプ料理のイロハを教えてもらう旅へ!

キャンプ料理、まずはどんな道具を揃えればいいの?


キャンプ料理のマストアイテムは、おもに火器(ツーバーナーやシングルバーナー)、クッカー、食器類、クーラーボックスの4つ。もちろん、作るメニューや食べる人数によって多少必要なアイテムは変わりますが、基本的にはこの4つが必須アイテムになります。
しかし、実際は新しいものを買わなくても、家にあるもので代用できちゃう場合も。そこで、キャンプ好きインスタグラマーのtomokokurosakiさんに、実践しているキャンプ料理のノウハウを根掘り葉掘りヒアリング!たくさんのギモンに答えてもらいました。

今回の先生キャンパー:
キャンプ歴20年の人気インスタグラマー
tomokokurosakiさん



■tomokokurosakiさん
月1~2回のペースでキャンプに繰り出し、家族やキャンプ仲間とともにそとあそびを楽しんでいるベテランキャンパー。最近は、数十年前に販売されていたヴィンテージアイテムを取り入れたサイト作りに没頭中。好きなキャンプ場は、山梨県の「浩庵キャンプ場」と、神奈川県の「青野原オートキャンプ場」。キャンプ歴は約20年。
Instagram : @tomokokurosaki

初心者必見!ベテランキャンパーに一問一答!

tomokokurosakiさんが実践していること、お聞きしました!

Q.あえて買わなくても、家から持っていけるアイテムはありますか?

A.鍋やフライパンなどのクッカー類や、スプーンやお皿、ナイフなどのカトラリー類、調味料は自宅で使っているものでも十分使えます。調味料は、持ち運びしやすい小さなサイズだと尚グッド。まとめてカゴに入れておけば、「どこに入れたっけ」と、荷物のなかで迷子になることもありません。


Q.ツーバーナーの扱い方に不安があるのですが。

A.ツーバーナーはふたつの鍋を同時に調理できたり、強い火力が得られたりとメリットがある反面、使い慣れないホワイトガソリンやOD缶を使用するので、少し抵抗がありますよね。そういうときは、カセットコンロがおすすめ。ときに寒さや風に弱いという欠点もありますが、持ち運びしやすく、操作も簡単なので、まずはカセットガスで外での調理に慣れておく、というのもひとつの手です。

 左KOVEA「KOVEA CUBE」、右IWATANI「焼き上手さん」


Q.アイテム選びで注意するべきポイントは?

A.なるべくワレモノは避けること。カップやお皿などは、割れにくいメラミンや天然木、ステンレス素材のものを選びましょう。ただし、オイルなどの調味料は瓶に入っていることが多いので、タオルやプチプチで巻いて持って行くと安心です。



Q.あると便利なアイテムはありますか?

A.ジップロックなどの密閉袋やタッパーは、あるととにかく重宝します。キャンプに行く前は、下ごしらえをした食材を入れて、キャンプ後は、余った食材やごはんを持ち帰るのに便利。なにかと使えるので、わが家ではいつも余分に持って行きます。

あと、意外に役立つアイテムが自立する水切りゴミ袋。ここにゴミを入れてから洗い物をすれば、水場の排水溝ネットにゴミが詰まることもなく、そうじの手間も省けます。これは300円ショップで購入しました。
それと、キャンプサイトによっては水場まで遠いこともあるので、洗い物を入れておくカゴも用意しておくと便利です。洗い物がたくさんあっても、一度に簡単に運べます。
 



Q.よくチェックしているお店はありますか?

A.アウトドアショップ以外では、100円ショップや300円ショップが穴場。可愛くて使える雑貨に出会えるので結構チェックしています。たとえば、100円ショップで買った英字のワックスペーパー。これでサンドウィッチを包めば、あっという間におしゃれな見た目に。挟んだ具材がこぼれず、手も汚れにくいので本当に便利!

それと、ヴィンテージアイテムが好きなので、「セカイモン」や「ヤフオク!」もこまめにチェック。なかにはお手入れをしないと使えないものもありますが、今では買えない貴重な道具に出会えるのでよく活用しています。私のお気に入りは最近購入した1930年代のアメリカンビンテージテーブルなのですが、今日はもってこれなかったのでこちらのテーブルランプです。ちなみに主人のお気に入りは1930年代に作られたコールマンのツーバーナーです。

 左tomokokurosakiさんお気に入りのテーブルランプ、右ご主人様お気に入りのツーバーナー


>>次回は、キャンプでの“キッチンレイアウト”について調査!おしゃれなサイトを作るコツをご紹介します。

WRITER PROFILEライタープロフィール

山畑理絵
春夏秋冬、日本の美しいフィールドを求めてフラフラしているアウトドアライター。元アウトドア用品店勤務。自分にとって心地のいい暮らしを模索しつつ、自宅の庭にハーフビルドしたログハウスで、MYギアを愛でながら鋭意活動中。キャンプと登山歴は10年。

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