去る7/16(月)の海の日。豊洲のWILD MAGICにて開催された、ポルシェ グラマラスキャンピングと銘打った野外イベントに、ソトレシピも参加してきました。
提供させていただいたのは、世界一の珈琲焙煎士である後藤直紀氏の協力のもと、この日のために焙煎したオリジナルアイスコーヒーと、コーヒー豆の焙煎体験ワークショップです。連休最終日の猛暑のなか、多くの人に楽しんでいただきました。
豆を挽くところから珈琲を楽しむ方も多いと思いますが、自分で焙煎をする経験をされたことがある方は、それほど多くはないのではないでしょうか。
そのためか、厳しい暑さにさらされながらも、お子さんから大人まで、多くの人に楽しんでいただきました。
豆を焙煎するのに使用したのは、一般的な銀杏煎り器。両面がザル状になっており、まんべんなく豆に火をとおすことが可能です。
今回はカセットコンロ「タフまる」の上で、行いましたが、焚き火の上で楽しむというのも、こだわりの珈琲が飲めそうな雰囲気ですね。
ただ煎り器を火の上にかざしておけばいいわけではなく、一定の高さ・速度で左右に振り続けなければなりません。
これをおよそ15~20分くらい行うことで、豆の皮が落ちて、“爆ぜる”行程を経ながら色が変わっていきます。
ある程度焙煎が進んだら火を止めます。余熱でもある程度焙煎が進むので、うちわなどで風を送りながら熱を冷まします。焙煎後すぐに飲めるそうですが、ちょっとずつ飲んでいくと味の変化も楽しめるとのことで、焙煎体験をされた皆さんは、楽しみにしながら豆をお持ち帰りいただきました。
キャンプや登山には不思議とコーヒーがよく合います。フィールドであればもちろんインスタントでも美味しいのですが、豆を挽いたり焙煎したり、ドリップの仕方にこだわったりと、楽しみ方も奥深いものです。
皆さんも、自分なりのこだわりの一杯を見つけてみてはいかがでしょうか。
ところで、今回ポルシェがテーマにしたのは「グラマラスキャンピング(グランピング)」です。近年よく耳にするようになりましたが、厳密にはどういった意味合いなのでしょう。改めて確認してみると……
近年、アウトドア愛好家の間では快適さを兼ね備えた新しい体験型旅行が注目されています。それが雑誌やテレビなどですっかりおなじみになったGlamping(グランピング)です。これはグラマラス(魅惑的な)とキャンピングを掛け合わせた造語で、テント設営や食事の準備などの煩わしさから旅行者を解放した「良い所取りの自然体験」に与えられた名称です。
出典:一般社団法人日本グランピング協会
というように定義されています。
セルフでグランピングを再現するキャンパーも増えていますが、基本的には、「キャンプの煩わしさを除いて、自然を楽しむ」がコンセプトのようです。
今回はソトレシピ視点で、ポルシェが主催したグランピングイベントをなぞりながら、グラマラスなキャンプというものを、改めて紐解いてみたいと思います。
まず提供されたのはウェルカムドリンク!
ブラッドオレンジレモネードとトロピカルライチです。
透明ボトルに映える見た目の華やかさで、思わずカメラを向けたくなります。
そして、注目したいのはやはり「食事」!。
ブッフェ形式で提供された豪華なメニューを下記に一覧にします。
【Deli Market】
ハモンセラーノデクバージュ
削りたてチーズのシーザーサラダ
スモーク帆立のマリネ
【Meat Grills】
和牛の焼きしゃぶをお好みのたれで
三重県松阪ポークのスモーク
アメリカングリルチキン
【Staple Foods】
ドイツのラクレット
冷製カッペリーニ
ポルシェ70周年記念ロゴ入りパンケーキーバーガー
いかがでしょう。名称だけでもヨダレがでてきそうなこのラインナップ。お肉は、牛、豚、鶏ともれなく揃い、魚介部門の帆立はスモークされて、サラダも充実していればスイーツまで用意されているとまるでスキなし。長蛇の列が途切れません!
特筆すべきは「和牛の焼きしゃぶ」に用意された“たれ”のバリエーション。
“オニオンベースのおろし和風だれ”と“マスタードベースの洋風ソース”と、同じ和牛でも味の変化を楽しむことができます。
BBQを楽しむ際に、グランピング要素を加えるコツとしては…
・肉は「牛」「豚」「鶏」と三種用意し、バリエーションを楽しむ
・たれも数種用意することで、味の変化を楽しむ
といった具合に、意外にも豪華なバーベキューを楽しむことは決して難しくはなさそうです。
もちろん、野菜も加えたいところです。サラダにチーズや生ハムを盛ることで、手が伸びること間違いなし。これで肉ばかりに偏ることもなくなるでしょう。
そういえば、最近ツイッターで、「BBQのとき野菜買うのやめませんか?」の投稿が話題になっていました。確かに、BBQのときって思考停止して野菜を買っている感じは否めません。網の上でにんじんやかぼちゃなどは焦げて食べられていないことも多いです。
だからといって、肉だけのBBQも胃もたれしてしまいます。野菜も上手にとりいれたいものですが、生の野菜を炭火で焼くのは非常に難しいものでもあります。サダラとして、上手にとりいれたいものです。
また、「Original Sweets」として、パティスリー・サダハル・アオキ・パリ監修の「オリジナルシェイブアイス」も提供されていました。
この日はかき氷にぴったりの天気。“マッチャ”、“レモン”、“ストロベリー”の3色がひっきりなしにオーダーされていました。
このほか、出張ネイルサロンやTシャツワークショップ、新型ポルシェの試乗会など、さまざまなブースが出店されていたポルシェのグラマラスキャンピング。
昨今のアウトドアイベントの傾向を凝縮したような内容が1日に詰まっていました。
そして、ポルシェ主催のグランピングイベントでは、
・カメラを向けたくなるような「見た目」に気を配る
・BBQメニューにバリエーション豊かなアイディアをちょっとだけでも盛り込む
こうすることで、参加した誰しもの記憶に残るBBQが演出できる、そんなポイントを学ぶことができました。
8月に入って本格的な夏を迎えた今、これからのBBQのヒントになりましたでしょうか。