絶賛発売中!ソトレシピ監修の『メスティンBOOK』、もう手に取っていただいているでしょうか?木製まな板の付録つき『メスティンBOOK』の反響が、こちらにも届きつつあります。さて、先日の発売記念①では秘蔵レシピの紹介や、付録の使い方などをお伝えしてきました。今回は、メスティンを使った調理ワザを4つご紹介します。
《おさらい What’sメスティン?》
メスティンは、ごはんを炊く以外にもさまざまな用途で使うことができる便利な飯ごう。お鍋やフライパン、蒸篭の代わりにもなり、煮る・焼く・蒸す・揚げるなど、あらゆる料理で活躍します。オーブンやトースターでも使用でき、パンやケーキを焼くこともできますよ。
メスティン調理ワザ1【天地返しで両面焼き】
メスティンは、蓋と本体が同じアルミ素材で作られているのが大きな特徴。このおかげで、逆さまにひっくり返しても火を入れることができるのです。熱伝導率が高いので、下部からバーナーで温めるだけでも全体に熱が伝わり、焼きムラになりにくいのですが、パンやケーキの生地や、両面に焼き色をつけたいものを焼くときは、【天地返し】のワザが便利。
(『メスティンBOOK』p26 メステインパニーニより)
メスティン調理ワザ2【メッシュトレイで蒸し器に】
(『メスティンBOOK』p63 釜玉明太うどんより)
こちらはメスティンに、別売りのメッシュトレイと水を入れてからうどん玉を入れ、蒸しあげる調理法を使っています。うどんが柔らかくなりすぎず温めることができるので、コシのある食感に仕上がります。
(『メスティンBOOK』p29 玉ねぎのブルーチーズグリルより)
プリンや茶碗蒸し、蒸しパンなどを作るときも、網と水を入れて材料をのせ、蒸し器のようにして使います。メスティンは密閉性が高いので蒸気がしっかり溜まり、あっという間に蒸し上がるんです。こちらは網の上にのせた丸ごと玉ねぎを蒸し焼きにしたものですが、中までとろんと柔らかくなりますよ。
メスティン調理ワザ3【蓋をフライパンに!】
メスティンの蓋に油をひき、フライパンのように調理するのもオススメ。別売りのアルミハンドルで蓋を挟めば、さらに安定させて使うことができます。
バーナーが2つあれば本体でスープを温めたり麺を茹でたりしながら、蓋で具材を炒めたり目玉焼きを作ったり、効率よくお料理できますよ。
メスティン調理ワザ4【「メスティン折り」でくっつかない】
食材がくっつきやすいメスティンに、クッキングシートを折ったものを入れて調理する、“メスティン折り”。パンやケーキを焼くときはもちろん、メスティンの汚れを最小限に抑えたいときにも使える便利なワザなんです。
ただし、詰め込むように適当に敷いてしまうと、生地の中にシートが入り込んだまま焼けてしまったり、隙間から調味料が漏れて焦げつきの原因になったりしてしまうもの。極力メスティンぴったりに折ることが大切です。
今回誌面でご紹介したソトレシピ的メスティン折りは、なんと定規も型紙も不要! 鉛筆など、クッキングシートに書くことができる筆記具が1本あれば、メスティンにぴったりのクッキングシートを折ることができます。手順をぜひ誌面で確認してみてくださいね。
(『メスティンBOOK』p60 コンビニチキンカツ丼より)
こちらはメスティン折りを使って作ったチキンカツ丼。メスティンにクッキングシートを敷いてから玉ねぎとチキンカツを煮て、たまごを溶き入れます。シートを挟むことで、メスティンにくっつくことなくきれいなカツ煮ができあがり、ごはんにかけるときもするりとスライドさせられるんですよ。
さまざまなワザを使ったり組み合わせたりすることで、さらにメスティン調理のアイデアやレパートリーは広がります。次回は、メスティンとラージメスティンの使い方を解説していきます!