美人管理栄養士・豊田愛魅先生が語る! ソトごはんで体が健康になる理由

美人管理栄養士・豊田愛魅先生が語る! ソトごはんで体が健康になる理由

2022.2.4

太陽の光を浴びてビタミンDを生成

自然に囲まれたアウトドアで仲間や家族とごはん。気分がリフレッシュすると同時に健康面でもいいことがたくさんあります。

まず、屋外で日光をしっかり浴びると体内にビタミンDがつくられます。ビタミンDは、骨を丈夫にするカルシウムの吸収を助けてくれる大事な栄養素。ビタミンDが不足すると骨がもろくなるといわれており、実際に、日光を極端に避けている妊婦さんからは、骨が弱い子どもが生まれてくるという研究結果も出ています。日光を浴びる部位は、体のどの部分でもいいので、手足など美白を比較的気にしなくていいところだけ、太陽の光に触れさせましょう。夏なら日陰で30分、冬なら1時間浴びれば十分です。

また、いつもと違う環境で食事をすることで、気分転換になり食欲アップにつながります。好き嫌いの多いお子さんでも、家族や友達と一緒につくったものだから食べてみようという気持ちを持ちやすくなります。偏食を克服するためにも、ソトごはんはいい機会になります。

調味料を工夫すれば、BBQにバリエーションが出る

ソトごはんの定番はバーベキュー。でも、大半は肉や野菜を切って焼くだけなので、味付けが塩・コショウか焼き肉のタレの2択になりがちです。肉と野菜をバランスよく食べようと思っていても、味付けや調理法が一緒だと飽きてしまい、とくに野菜を食べる量が減ってしまいます。

そこで、おすすめなのが、調味料に一工夫を加えること。野菜をただ焼くだけではなく、蒸し焼きにしてオリーブオイルと塩をかけるだけで、バーベキューとは違った野菜のうまみが引き出されます。岩塩やトリュフ塩など、塩にエッジをきかせるのもいいでしょう。ほかにも野菜炒めに中華だしを入れる、ゴマ油を効かせるなど、手間をかけない工夫で、野菜をたくさん食べられるように工夫をしてみてはいかがでしょうか。

また、アウトドアでは「簡単に早く調理できる」道具も大切です。野菜のスライサーや、キッチンハサミなど、手軽に素材をカットできるアイテムを用意するといいでしょう。

紫外線が気になる人は「ソラレン」に注意

「アウトドアは好きだけど、日焼けはしたくない」という方は多いと思います。日焼け後の対策として美肌にいいのはビタミンCですが、ビタミンCを多く含む柑橘類に入っている「ソラレン」には要注意。ソラレンを摂ってから2時間~7時間は、肌が紫外線をキャッチしやすい状態になってしまうからです。

例えば、キャンプの翌朝に柑橘類がたっぷり入ったスムージーなどは、紫外線対策や美白対策という意味ではNG。同じフルーツでもイチゴやバナナにはソラレンは含まれていませんので、フルーツを選ぶ際は注意しましょう。朝にビタミンCを摂りたいなら、フルーツだけでなくパプリカやさつまいも、じゃがいもなどの野菜で摂ることもおすすめします。もし柑橘類を摂るなら、15時以降に摂るのがおすすめです。もし、朝から食べる場合は、より念入りに日焼け対策をしてみましょう。

WRITER PROFILEライタープロフィール

田中瑠子
広告会社、出版社を経てフリーに。スポーツから芸能、ビジネスまで、人物インタビューを幅広く手がける。時間ができたらロードバイクで旅に出る。

関連ニュース