【シェフ直伝!キャンプ飯】鳥羽周作の“トバい”キャンプ飯教えます

【シェフ直伝!キャンプ飯】鳥羽周作の“トバい”キャンプ飯教えます

2024.3.29

1.キャンプシーンにも活躍の場を広げる鳥羽シェフ


「sio」をはじめとして、9店舗のレストランを展開している鳥羽シェフ。Xでは「簡単でうまいパスタ」などのレシピが話題に。誰でも手軽にできるのに、最高に美味しいレシピを数々と発信しています。

最近キャンプをはじめられたということで、今回は鳥羽シェフにソトレシピにご登場いただき、キャンプ飯レシピを考案いただきました。

<トバいとは?>
鳥羽シェフと「ヤバい」を掛け合わせた造語。「ヤバい」の最上級として、ネットやSNSで使用されています。

<プロフィール>
鳥羽周作(とば・しゅうさく)/sio株式会社 / シズる株式会社
Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、31 歳で料理の世界へ。
2018年「sio」をオープン。現在、「sio」「Hotel's」「o/sio」「o/sio FUKUOKA」「パーラー大箸」「㐂つね」「ザ・ニューワールド」「おいしいパスタ」「NAGANO」と9店舗を展開。
4月17日に東急プラザ原宿「ハラカド」内にファミリーレストラン「FAMiRES」がオープン。
書籍 / YouTube / SNSなどで公開するレシピや、フードプロデュースなど、レストランの枠を超えて様々な手段で「おいしい」を届けている。モットーは『幸せの分母を増やす』。



YouTubeでフルバージョンを公開していますので、ぜひそちらもご覧ください。

▼【初登場】鳥羽周作シェフ直伝!包丁いらずなのに最高にうまい「キムチ鍋クッパ」がトバかった


▼【保存版】鳥羽周作シェフ直伝!フライパン1つで作る「ワンパンめんたま」がお店で出せるレベル


キャンプをはじめたきっかけは?

鳥羽シェフ:自身がやっている居酒屋のお客さんが有名なキャンパーだったんですよね。その人と仲良くなって、3〜4回キャンプに招待されたのがきっかけです。

ボーイスカウトとかでやってはいましたけど、キャンプを本格的にやりはじめたのは去年から。まだ、ソロキャンプはやったことなくて勉強中の初心者です。

キャンプはハマりそうですね。

癒されたいので。

キャンプ料理に凝ったり、ぼーっと過ごしたり、自由度の高さがいいですね。


最近買ったキャンプ道具は?

鳥羽シェフ:『AlexanderLeeChang x Peregrine Design SK8-Table』という、スケートボードをモチーフにしたテーブルです。

キャンプの達人に教えてもらって、好きなネイビーカラーを選びました。キャンプ道具は沼ですよね(笑)。

今年夏前ぐらいには、自身がプロデュースするキャンプにピッタリな包丁を出す予定です。小さくてコンパクトで、キャンプに必要な機能が備わっているような包丁を開発しているので、できあがったらお知らせしますね。


2.簡単にできて美味しい!“トバい”キャンプ飯2選


それではさっそく、鳥羽シェフのおすすめキャンプ飯を紹介してもらいます。

鳥羽シェフ:簡単、美味しいってめっちゃ大事です。キャンプなら尚更ですよね。そこら辺は得意です。キャンプ料理は『手軽で美味しい』が大事だと思うので、今回はスーパーやコンビニで買える食材だけ。さらに、包丁を使わないレシピを紹介します!



プチッとキムチ鍋クッパ


<材料>(1人分)
プチッと鍋(キムチ鍋) ・・・1個
塩おにぎり・・・1個
豚肉細切れ・・・100g
シーフードミックス・・・50g
しめじ・・・50g
野菜ミックス・・・1/2パック
ごま油・・・10g
水・・・250g
卵・・・1個

<作り方>

①鍋にごま油を入れて熱し、塩おにぎりを入れ、片面しっかりと焼き色がつくまで焼く。

②ご飯の周りに豚肉、しめじ、野菜ミックス、シーフードミックスを入れ、お肉に軽く火が通ったら、水とプチっと鍋を入れ蓋をし野菜がしんなりするまで炊く。

③蓋をとり、溶いた卵を入れ、仕上げにごま油をかけたら完成。

鳥羽シェフ:コンビニの塩むすびを使うことで、より簡単に。シーフードミックスは汁も一緒に入れることで旨みが増します。

プチッと鍋(キムチ鍋)のレベルが高いというところに、「肉」「野菜」「魚介」それぞれの出汁が調和いして、美味しさのロジックが間違いないので、誰が作っても美味しくできますよ!

ワンパンめんたま 


<材料 >(2人分)
パスタ(1.4mm) ・・・200g
ニンニク(すりおろし)・・・10g
オリーブオイル(ピュア)・・・30g
水・・・500g
白だし・・・20g
鷹の爪(輪切り)・・・4つまみ
塩・・・2つまみ
卵・・・2個
めんつゆ(3倍濃縮)・・・20g
かつお節・・・適量
黒胡椒・・・適量

<作り方>
①卵をボウルに割り入れしっかりと溶きほぐす。
②鍋にニンニク、鷹の爪、オリーブオイルを入れ火にかける。

③ニンニクの香りが立ってきたら、水、白だしを入れ一煮立ちさせる。

④沸騰したらパスタを入れて、常に沸騰を維持するくらいの強火で、時々全体を混ぜながら5分ほど 茹でる。(途中、水分が少なくなってきたら都度水を足して調整する。)

⑤パスタが茹で上がったらめんつゆ、卵を入れ、混ぜながらソースの濃度を調整し、塩、胡椒を入れる。
⑥仕上げにかつお節をかけたら完成。

鳥羽シェフ:茹で汁のなかに、塩ではなく白だしを入れるのがポイントです。こうすることでパスタに旨みが染み込んでくれます。
卵を入れるときは、あまり火を入れすぎずに卵かけごはんのような状態がおすすめです。


3.料理と近い距離でアクティブに


どちらのレシピも簡単で、キャンプで再現しやすいので、ぜひ試してみてください。キャンプだけでなくご自宅の献立にもおすすめです。

「今年の目標は改めて現場にいる機会を増やすことが目標です。料理と近い距離で仕事ができたらと思っています。代々木上原のsioになるべく立ちながら、プライベートではキャンプをするなど、アクティブに過ごしていきたいと思っています」と語る鳥羽シェフ。今後のますますの活躍に期待です。

WRITER PROFILEライタープロフィール

ソトレシピ編集部
キャンプ料理と日々向き合いながら、レシピやお役たち情報を発信しています。ぜひ、みなさまのキャンプの参考にしてください。

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